「スズメバチ」と言えば、わたし達人間にとっては刺されてしまう恐怖の生き物ですが、実は日本には古くから“スズメバチを食べる”という習慣があるのはご存知ですか?
食べると言っても、ハチを食料資源として考えた場合、どのようにして、どこまでを食べるのでしょうか。
まず1番に思いつくのが“ミツバチ”が生産するハチミツではないでしょうか。
ミツバチは養蜂が可能で、わたし達人間の生活でもお馴染みのハチミツを生産していることで有名です。
そして、ミツバチだけが生成するローヤルゼリーも見逃せません。
さらに、ミツバチが巣の密閉性を高めるために収集するプロポリスも健康食品として注目されています。
そんなミツバチは、成虫や幼虫をわたし達が食用にしようとしてしまうと、ハチミツの生産効率や、植物の受粉等に影響が出てしまうため、食用には向いているとは言えないでしょう。
「蜂の子」って聞いたことありませんか?
きっと多くの方が、「食べたことはないけど知っている」と言うのではないでしょうか。
日本伝統の昆虫食としての蜂の子は、主にスズメバチ科のものが使用されていることが多いようです。
食用として扱われているスズメバチはほとんどが蛹や幼虫です。
巣をとってきて、中にいる蛹や幼虫を佃煮にして食べる場合がほとんどですが、他にもまだ巣の中にいる若い成虫を捕り、唐揚げにすることもあるようです。
ちなみに、巣はスプレーなどで薬剤処理をしてしまうと食用には適さなくなるため、注意が必要です。
ハチは、煙で燻すと気絶(仮死状態)してしまう習性があるため、この習性を利用して巣ごと捕獲し、巣を解体しながら成虫と幼虫に分けていきます。
そして、上の写真のようなところから、ひとつひとつ膜を剥がしながら、ピンセット等で幼虫を取り出していきます。
左の写真のように、もう少しで飛び立っていきそうなハチもいますが、これも食べられるようで、美味しいようです。
ちなみに、地域によってもいろいろな食べ方があるようですが、成虫は油で揚げたり佃煮にしたりして食べるのが一般的のようです。
幼虫と蛹は「蜂の子」として砂糖と醤油で煮付けて甘露煮にして食べたり、塩焼きにしてご飯に混ぜて食べたりされているようです。
気になる味!の方ですが、蛹や幼虫は、ほんのり甘く白子のようだと言われたり、淡白な味なので卵焼きのようだと言われたりしています。そして成虫は、唐揚げ等で食べられることが多いため、食感が楽しめて、噛めば噛むほど旨みが出てくるエビのような感じなのだとか。
見た目は少々グロテスクですが、味は確かなようですね (*^^)
現在はこうした蜂の子を食べるなどといったものは、趣味的な要素が強くなっているようですが、以前は一般家庭でも広く、身近に食されていたようです。
古くから、中国や東南アジアなどの地方では、スズメバチの幼虫を貴重なたんぱく源として、山岳地帯を中心に、食用にしている地方があります。
こうした昆虫食文化は、日本でも海のない長野県や岐阜県を中心に、実は現在まで続いているのですが、「いつ頃から食用としてハチを食べているのか」という正確な時期は、不明とされています。しかし、かなり昔から食べていたようです。
長野県や岐阜県など、現在でも一般家庭でハチを食している地域は、周りに海がなく、昔は流通が発達していなかったため、貴重なたんぱく源として栄養を摂取されていたのではないでしょうか。
現在では、蜂の子は缶詰や瓶詰で、高級珍味として販売されています。
スズメバチのお酒もあります!
ハブ酒やマムシ酒などは、聞いたことがあると思いますが、なんと!生きたままのハチを、焼酎漬けにしてつくる「スズメバチ酒」というものもあります。
スズメバチと言えば、ハチの中でも大型で、攻撃性が高く、毒もあって危険な種です。
しかも、その危険なスズメバチを、生きたまま漬けないと効用が無いというもので、スズメバチ酒は希少とされており、市販されているものはほとんど見ません。
その効能は、疲労回復・高血圧・血糖値・不整脈・喘息・美肌効果など、かなりの効果が期待できると言われています。
他にも、殺菌解毒、利尿作用やリウマチ、不眠症、神経症など多くの作用ももたらします。
そうは言っても、スズメバチの毒でアナフィラキシーを引き起こし、亡くなってしまうケースもあるのに、そんな毒入りのお酒を飲んでも平気なのでしょうか?
少量を胃壁から吸収する程度なので、毒としては機能しないといわれています。古くから受け継がれている飲酒文化で、現在も残っているということは、大丈夫!ということですね。
スズメハチの毒は、アミノ酸をベースにした化合物であって、刺されたりするなどして直接体内に入れば毒として作用しますが、飲めば毒性はなく強い生理活性を持っています。
そのため疲労回復などの健康効果の他に美肌効果などの薬効もあるとされているようで、スズメバチ酒は嗜好品ではなく、健康酒としての意味合いが強くあり、その希少性からネットなどでも取引されているようです。
朝晩、おちょこに1杯程度の量を毎日飲み続けることで、健康維持に繋がるとされています。
そしてその作り方もご紹介しておきます。
まずは、生け捕りにした成虫のみを、大きめの瓶に移し替えます。(口に入れるものなので、スプレーなど薬剤を使用したものはダメです。煙で燻すなどして仮死状態にしたものを使用してください)
次に、ホワイトリカーなど、度数が高めのお好みの甲類焼酎を瓶に流し込みむだけです。
あとは、焼酎全体が茶色っぽくなり、色が移るまで熟成させれば完成です。
ここでポイントなのが、必ずスズメバチが生きたままの状態で焼酎を入れることです。
なぜ生きたままのハチでないといけないかというと、死んだハチだとエキス(毒)が出にくいため効能が少ないのです。
また、オス蜂には毒針と毒がない(毒針を持っているのはメスで、全て働き蜂)ため、効果がありません。
生きたまま焼酎漬けにすることで、スズメバチが大量の毒を焼酎の中に噴射します。この毒成分が体にいい成分を出しているため、生きているハチでないとあまり意味がないようです。
飲みにくい場合は、氷砂糖やハチミツを入れるなどして、一度試してみるのもいいのではないでしょうか。
そしてスズメバチ酒は、飲むだけでなく、 虫刺されや肌トラブルなど、痒み止めなどの効果もあると言われているため、その場合、直接肌に塗るのもいいようです。
この場合は、水などで2倍に薄めて使用するようにしてみて下さい。
と、このようにスズメバチは、刺される危険性のある、危険な生物というわけだけでなく、わたし達に役立つ生物でもあるのです。
またスズメバチ以外にも、昆虫を食べる習慣は、日本や東南アジアなど各地で見られるのですが、ここ日本ではスズメバチ、イナゴ、カイコ、カミキリムシ、蝉などが昆虫食の対象とされてきました。
ただし、現在も各地で食べられ続けているというのは、スズメバチとイナゴの2種類くらいでしょうか。
蜂の巣を見つけたら…
蜂の子や蜂の捕獲のために、無防備で蜂の巣に近づくのは大変危険です。
せめて防護服を着用の上、捕獲、駆除するようにしましょう。
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藤井 靖光
株式会社プログラント 代表取締役
日本有害生物対策協会 理事
- 取得資格
-
・公益社団法人 日本しろあり対策協会シロアリ防除士13510
・公益社団法人 蟻害腐朽検査士 熊本県-17-0042
・一般社団法人 住宅基礎コンクリート保存技術普及協会
住宅基礎コンクリート保存技術士J21-0211
・一般社団法人 熊本県労働基準協会 特定化学物質四アルキル鉛等作業主任者
第4350号
・KOBELCO高所作業車第17号ー6・ロープ高所作業91
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