ヒグマやツキノワグマのような大型肉食獣なのか?それともアライグマのような愛らしい動物なのか…?
あまり聞き慣れない名前かと思いますが、アナグマもイタチやアライグマ同様、害獣の一種です。
そんなアナグマの生態について今回は解説していきたいと思います。

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2023.10.03
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必見!アナグマの生態と住宅への侵入被害について
アナグマは食肉目イタチ科アナグマ属に属する哺乳類です。
「クマ」と名前に入っていますが、イタチの一種なのです。
日本では正式名称で「ニホンアナグマ」というものを一般的にアナグマと呼んでいます。
ニホンアナグマは日本の北海道除く、本州・四国・九州の幅広い地域に生息しています。
もともとは山林にいたものが里山におりてきて、農村の作物や家畜などに被害を及ぼしていました。
そして人家の周りにも生息域を広げ、住宅にも侵入し巣穴を作り、糞害、異臭、騒音など様々な被害をもたらすようになりました。
体型はずんぐりしており、足は短く、尻尾は太く短めです。
指は人間などの霊長類と同じく前肢、後肢ともに5本あり、爪は鋭く、前肢の爪は長いので穴を掘ったり獲物を捕獲するのに適しています。
↑アナグマの足跡
顔立ちは、鼻先がとがっており、目の周りは黒く、目の間から鼻先にかけて白っぽいです。
毛色はくすんだ明るめの茶褐色で、足先は黒に近い色をしています。
体長は概ね40~60センチ程度で、尻尾は11~14センチほどです。
体重は12~13キロほどあります。(地域や個体差によって異なります。)
オスはメスよりもやや大きいです。
イタチよりは一回り大きいです。(西日本を中心に多数生息しているチョウセンイタチのオスは28~39cm)
アライグマと尻尾を除く大きさは同等ですが、尻尾が短い分、全長はアライグマより短いです。(アライグマは全長:60cm~100cm(しっぽの長さ:20cm~40cm))
ニホンアナグマ | |
![]() |
|
体長 | 40~60cm |
尻尾 | 11~14cm で色は体毛と同色 |
体重 | 12~13kg |
体毛の色 | くすんだ明るい茶褐色 |
冬場は冬眠をし、1日の平均気温が10℃を超えると冬眠から目覚めます。
春から夏にかけて繁殖、子育てをし、秋になると子どもは親と同じくらいのサイズになり、
親離れします。
秋は冬眠に備えて食欲が旺盛になり、体重が増加します。
冬季は再び冬眠に入りますが、眠りは浅いといわれています。
基本夜行性ですが、日中に行動することもあります。
視力はあまりよくないですが、嗅覚や聴覚が発達しており、暗い場所でも難なく獲物を捕らえることができます。
飼育下での寿命は10~15年ほどです。野生のものは定かではありませんが、それよりも短いといわれています。(アライグマよりもやや長いです。)
ずんぐりとした可愛らしい見た目とは裏腹に、獰猛で攻撃的な性格をしていますので、うかつに近づくのは大変危険です。
アナグマはタヌキやアライグマと同様に雑食性で、特にミミズや昆虫の幼虫を好んで食べますが、カエルなどの両生類、ネズミやモグラなどの小動物や鳥なども食べます。
また植物の葉や果実・野菜なども食べるので、人里に現れ農作物に被害を及ぼすこともあります。
アナグマという名前の通り、穴を掘る習性があり、山林では斜面や木の根元などに大きな巣穴を掘って生活します。5、6頭の家族単位で生活し、巣穴の中には複数の部屋があります。
穴の長さは長いもので50mを超えるものもあると言われています。
出入り口が複数あり、出入り口は掘られた土で盛り上がっています。
この巣穴はとても快適な住心地ということで、タヌキが使用することもあるということです。
「同じ穴の狢(むじな)」という言葉はこういった同じ巣穴を使用するということから来た言葉と言われています。
※狢(むじな)…主にアナグマのことを指すが、タヌキやハクビシン、キツネを含めて呼ぶ場合もある。
アナグマの被害
アナグマは農作物への被害もありますが、建物への被害も及ぼす場合もあります。
具体的にどのような被害があるのかを紹介します。
アナグマは巣穴を掘って生活しています。
その巣穴を建物の下に作られてしまったらどうなるでしょう。
前述したとおり、アナグマは複数の入口のある大きな巣穴を作り、その巣は年々大きくなっていきます。
その結果、建物下の地下には空洞が出来てしまい、その土地の地盤が緩くなってしまいます。
最悪の場合、建物の崩落という事態も考えられます。
↑家の外周の壁際に作られた巣穴の入り口
アナグマが家の下に棲み着くと、当然ながらフンをします。
アナグマは一定の場所にフンをする「ためフン」をおこないます。
こうしたフンが溜まってくるとどうなるでしょう?
アナグマは雑食なのでそのフンはかなりのニオイを放ちます。それが室内に漂い悪臭の原因になります。
また排泄物がたまるとニオイだけでなく感染症や食中毒を引き起こす恐れがあります。
アナグマは夜行性の為、主に人々が寝静まった後に活動しだします。
睡眠中に床下をドタバタと走り回り騒音をおこして睡眠の妨げになります。
騒音に加えて、何かが床下にいるという不安から、夜も安心して眠ることができなくなり、睡眠障害やノイローゼになる恐れがあります。
庭で育てている農作物を食い荒らされる被害や、ときには大切な家畜やペット(鳥やうさぎなど)が襲われる場合もあります。
こうしてアナグマが建物の下に棲み着くと、人々の生活や生命を脅かす様々な被害をもたらします。
アナグマ被害にあってしまった場合
アナグマの生態や被害について詳しくお伝えしましたが、そんなアナグマが建物に侵入して、被害が発生してしまった場合は、以下のような対応が必要となります。
自分で罠を仕掛けてアナグマを捕獲したいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしアナグマなども害獣も「鳥獣保護法」という法律に守られており、捕獲には許可と狩猟免許が必要です。
またすべての侵入口を発見し、封鎖するのは、経験のない方にはかなり難易度の高い作業となります。
大変な手間と、場合によっては危険が伴いますので、できれば害獣専門の業者に依頼することをお勧めします。
弊社では、まず第一に害獣担当のスタッフが徹底した現場の調査を行い、住人の方への状況報告と、その状況に応じた最善の対策方法を詳しくご説明いたします。
調査・お見積りは無料で行っておりますのでお気軽にご相談ください!
↑家屋の周辺を堂々と歩くアナグマ。
皆さんの家の下がアナグマの住処になってしまわないよう、
早めに捕獲・防除を行いましょう!
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調査概要2022年2月 サイトのイメージ 調査
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