コウモリはさまざまな危険なリスクを持っています!
つまり、私たち人間にとっても危険な存在なのです。
そんなコウモリの危険性について解説していきます。
コウモリが人間にとって危険なのは、唾液や糞、尿に触れること、咬まれたり引っかかれたりすること、そして病気をうつされることの3つが主な原因です。
まず、コウモリが人間に危害を加える方法としては、コウモリの唾液、糞、尿と接触するということ。
彼らの唾液には、狂犬病ウイルスを含む多くの有害なウイルスが含まれている可能性があります。
狂犬病は神経系を侵す致死的な病気であり、100%の確率で命を落とします。
また、コウモリの糞や尿には、人間に深刻な病気を引き起こす可能性のある有害な細菌やウイルスが含まれていることがあります。
さまざまな危険性を秘めたコウモリについて紐解いていきます。
シロアリ・害獣駆除を専門とした30年以上の経験と知識で解説していきます。
また、弊社は大学や大学院の教授など有識者との対談も行っており、知識の向上に励んでおります。
正しい情報を正しくお伝えしていきます。
やや前置きが長くなってしまいましたが、最後までご覧いただけると幸いです。
コウモリがもたらす危険性
コウモリは一見かわいくて無害そうに見えますが、実はとても危険な存在なのです。
ここでは、コウモリが私たち人間にもたらす危険について紹介します。
1.コウモリは病気を媒介する。
コウモリが媒介する可能性のある病気には、狂犬病、エボラ出血熱、SARSなどがあります。
これらの病気はまれではありますが、しかし、致命的なものです。
2.コウモリは人を襲うことがあります
ほとんどのコウモリは攻撃的ではありませんが、コウモリのいくつかの種類は非常に攻撃的であることがあります。
その咬傷は非常に痛みを伴います。
3.コウモリは、財産を損傷する可能性があります。
コウモリは屋根裏をねぐらにすることが多く、絶縁体や配線を損傷することがあります。
また、食品を汚染し、病気を蔓延させることもあります。
4.コウモリは迷惑な存在です。
コウモリは、しばしば家屋やその他の建物に飛来します。
これは、非常に迷惑であり、混乱を招く可能性があります。
さらに、彼らの糞は健康被害をもたらす可能性があります。
5.コウモリ は公衆衛生への脅威となる。
コウモリは公衆衛生に深刻な脅威を与える可能性があります。
コウモリの糞は、水源を汚染し、病気を蔓延させる可能性があります。
また、人を襲い、怪我をさせたり、死に至らしめることもあります。
狂犬病ウイルスを媒介
コウモリは、夜にしか出てこない不気味な生き物と思われがちです。
しかし、多くの人が気づいていないのは、コウモリにはさまざまな危険性があるということです。
つまり、私たち人間にとっても危険な存在なのです。
コウモリは様々な感染症の媒介となる可能性があります。
例えば、コウモリは人間に狂犬病を感染させることがあります。
実際、米国疾病対策予防センター(CDC)によると、コウモリは米国で最も多く人に狂犬病を感染させる原因となっています。
狂犬病は、現代の医療技術をもってしても確かな治療法は確立しておらず、一度発症すると100%の確率で命を落とします。
そんな恐ろしい狂犬病ウイルスを媒介します。
不要な接触は回避すること
日本では、狂犬病などの危険な病気がコウモリから人に感染するケースは確認されていません。
日本で起こる可能性は低いとみてよいでしょう。
しかし、感染症予防の観点からも、コウモリを個人で駆除しようと捕獲したり、素手でさわったりすることはもちろん、輸入された珍しいコウモリをペットとして飼育するなどの不要な接触は避けましょう。
狂犬病に罹患する確率が低いからと言っても可能性が全くないわけではありません。
コウモリはウイルスの感染源?
コウモリは多様な動物の一種である。コウモリは地球上の哺乳類全体の約20%を占め、その種類は約1,000種にも及ぶ。
ほぼ全世界に広く分布し、それだけ様々な種類のウイルスを持っていると考えられます。
コウモリは洞窟の中で様々な種類のコウモリが一緒に生活しているため、種間でウイルスが容易に拡散する可能性があります。
コウモリは寿命が5年から50年と他の小型の哺乳類より長く、ウイルスが存続するのに適しており、空を飛べる唯一の哺乳類で、長距離を移動してウイルスを広い範囲に運ぶことができます。
人間や動物がコウモリに接触することはほとんどなく、コウモリ由来の病原体が人間に感染する可能性はほとんどなかったのですが、近年、コウモリは生息地の縮小や、コウモリと人間や他の動物との相互作用など、脅威が増しています。
世界には吸血するコウモリもいる
研究者によると、この吸血コウモリ「ナミチスイコウモリ」は最近まで、ニワトリや野鳥をエサにし、ヒトを含む哺乳類を吸血することはないとみられていましたが、多くの人が吸血被害に遭い、人々は狂犬病感染の恐怖でパニックとなりました。
我が国での狂犬病発生の危険は?
では、我が国日本においてはどうでしょうか?
日本では、1950年に狂犬病予防法が施行され、犬に年2回のワクチン接種が義務付けられたところ、1956年の発生を最後に、今日まで狂犬病の国内発生を許していません。
そのため、現在日本でコウモリから狂犬病ウイルスが見つかる確率は低いと考えられます。
1000種類近く生息するコウモリのなかで、新鮮な血液を餌とする吸血コウモリはわずかに3種類で、日本には生息していません。
先述にもありますが、危険性が低いからと言って油断は出来ません。
可能性はゼロではありません。
コウモリの糞の特徴
害獣の糞があっても、それがコウモリのものか他の生き物のものかを判断するのは難しいかもしれません。
特にコウモリの糞はネズミの糞と見分けがつきにくく、誤った判断をしてしまうことがあります。
フンには病原菌が付着している可能性もあるため、確認する際は手袋やマスクを着けるなど十分に注意してください。
コウモリはどこに糞をする?
コウモリは様々な場面で糞をします。
コウモリは、屋外の木にぶら下がっている果物や蜜を好んで食べます。
軒先や屋根の下、ベランダなどで糞を発見したら、それはコウモリの糞である可能性が高いです。
ネズミの糞は、屋根裏、床下、玄関、外壁と断熱材の間など、室内で発見されることが多いようです。
コウモリは、屋根裏など侵入できる場所があれば室内で排泄することがありますが、屋外でも排泄している場合はコウモリを疑ってみてください。
コウモリのフンによる健康被害
コウモリの糞に接触すると、さまざまな健康被害が発生します。
ヒストプラスマ症は、コウモリの糞に繁殖するカビの胞子を吸入することで発症します。
症状は、発熱、悪寒、咳、筋肉痛などです。重症化すると、肺炎を起こし、死に至ることもあります。
コウモリの糞には細菌や寄生虫が含まれており、空気中に拡散する可能性があります。
この現象を「エアロゾル」といいます。接触によって広がった病原体が体内に侵入すると、重症化する可能性があることを忘れてはなりません。
動物に関するリスクとして最も高いのは、喘息やアレルギーですが、狂犬病、ヒストプラスマ症、アルボウイルス感染症などの症例も稀にあります。やはり用心に越したことはないです。
また、コウモリの糞を放置しておくと、ゴキブリやハエ、ダニ、ノミなどが寄ってくることがあるので、害虫の発生にも注意が必要です。
コウモリは健康被害をもたらすだけでなく、その騒音や臭いは心理的な負担を増大させます。
さらに、不眠症や集中力の低下など、ストレスに起因する病気を発症する可能性も高くなります。
現に、コウモリによる精神的なストレスで病気を召された方もいらっしゃいます。
コウモリのフンによる住宅被害
コウモリの糞は悪臭を放つだけでなく、家屋を傷めることもあります。
最悪の場合、天井の落下も珍しくありません。
清掃費だけでなく、改装や修繕の費用も必要です。
少しでもおかしいと思ったら、大きな被害を出さないためにも、すぐに点検を受けることをお勧めします。
コウモリのもうひとつの危険は、停電の原因になることです。
コウモリが電線にぶつかると、ショートしてしまい、停電になることがあります。
これは混乱を招くだけでなく、火災を引き起こす可能性もあり危険です。
また、コウモリは家に病気を持ち込むこともあります。
致命的な病気である狂犬病を媒介することが知られています。
狂犬病には治療法がないため、コウモリに噛まれた場合は、すぐに医師の診察を受ける必要があります。
このように、コウモリは一見無害に見えますが、実はあなたの家に深刻な脅威をもたらす可能性があるのです。
コウモリの駆除は専門の駆除業者に頼もう
身近に潜むコウモリの危険性がお分かりいただけたでしょうか?
一見、何の影響もなさそうなコウモリですが、家屋や人間の心身に多大な悪影響を起こします。
コウモリの危険性は大きく分けて「物的損害」「病気の蔓延」「人体への傷害」の3つがあります。
コウモリは大きな物的被害をもたらす。
電線をかじり、火災を引き起こすこともあり、コウモリは行く先々で排尿・排便をするため、病気を蔓延させる原因にもなります。
これらの病気は、特に適切な治療が行われないと、人間にとって致命的なものになる可能性があります。
最後に、コウモリは人間の健康と安全に深刻な脅威を与える可能性があります。
コウモリは鋭い爪と歯を持っており、人間の皮膚に簡単に穴を開けることができます。
また、コウモリは狂犬病ウイルスを持っており、すぐに治療しないと人間の命にかかわる事態となります。
もし、コウモリに遭遇した場合は、十分な注意を払い、専門家に依頼することが重要です。
コウモリを自分で処理しようとすると、大怪我をしたり死亡したりする可能性があるので、オススメいたしません。
また、鳥獣保護管理法で守られている生き物なので、勝手に駆除したり傷つけることが出来ません。
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藤井 靖光
株式会社プログラント 代表取締役
日本有害生物対策協会 理事
- 取得資格
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・公益社団法人 日本しろあり対策協会シロアリ防除士13510
・公益社団法人 蟻害腐朽検査士 熊本県-17-0042
・一般社団法人 住宅基礎コンクリート保存技術普及協会
住宅基礎コンクリート保存技術士J21-0211
・一般社団法人 熊本県労働基準協会 特定化学物質四アルキル鉛等作業主任者
第4350号
・KOBELCO高所作業車第17号ー6・ロープ高所作業91
・狩猟免許・罠猟免許 - 得意なジャンル
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