事例1：海の見える住宅で屋根裏に侵入（糸島市）

お客様情報

• お名前： 浜田様（仮名）
• 築年数： 築8年
• お住まいの地域： 糸島市志摩芥屋
• お客様評価：★★★★★
• お悩み期間： 約3ヶ月
• ご家族構成： ご夫婦と小学生のお子様1人

依頼背景

「海の見える環境に憧れて糸島に移住し、新築した家で快適に暮らしていましたが、夜中に天井から『ドスン、ドスン』という大きな音が聞こえるようになりました。築8年とまだ新しい家なのに、まさかと思いましたが、屋根の上を何かが歩いている姿を目撃しました。子どもも怖がって眠れない日が続き、せっかくの糸島ライフが台無しになってしまいました。早く平穏な暮らしを取り戻したいと思い、ご相談しました。」

施工の様子

比較的新しい住宅ということで、侵入経路は限定的と予想されました。調査の結果、屋根の破風板と外壁の接合部分にわずかな隙間があり、そこから天井裏へ侵入していることが判明。天井裏には1頭のアライグマが巣を作り始めていました。速やかに捕獲器を設置し、4日で成獣1頭を捕獲。侵入経路は、海沿いの環境でも劣化しにくい耐候性のある防獣材で完全に封鎖しました。天井裏の糞は清掃し、潮風の影響も考慮した消毒・防カビ処理を実施。新築の美観を損なわないよう、丁寧な仕上げを心がけました。

お客様の感謝の声

「まだ新しい家なのに被害に遭い本当にショックでしたが、迅速に対応していただき助かりました。施工後は音が全く聞こえなくなり、子どもも安心してぐっすり眠れています。海沿いの環境への配慮もしていただき、プロの仕事を感じました。これで安心して糸島の美しい景色と暮らしを楽しめます。憧れの糸島ライフを取り戻していただき、本当にありがとうございました。」

会社からのお礼

浜田様、憧れの糸島での新生活を守ることができ、心より嬉しく思います。早期発見・早期対処で大きな被害を防ぐことができましたこと、スタッフ一同安堵しております。これからも美しい糸島の環境で、安心して楽しい毎日をお過ごしください。

事例2：山と田んぼに囲まれた古民家で被害（糸島市）

お客様情報

• お名前： 今村様（仮名）
• 築年数： 築55年
• お住まいの地域： 糸島市二丈福井
• お客様評価：★★★★★
• お悩み期間： 約7ヶ月
• ご家族構成： ご夫婦（60代）と成人したお子様1人

依頼背景

「代々受け継いできた古民家で暮らしていますが、秋の収穫期になると庭の柿や栗がアライグマに荒らされるようになりました。それだけならまだ我慢できたのですが、ついに家の中にまで侵入するようになり、台所の食品が荒らされたり、仏壇のお供え物が食べられたりする被害が続きました。先祖代々の家を守りたいという思いと、古い建物を傷つけずに対処してほしいという願いで、ご相談させていただきました。」

施工の様子

歴史ある古民家という特性を尊重し、伝統建築への配慮を持って作業を進めました。調査の結果、裏山から庭を経由し、古い土壁の隙間や床下の通気口から家屋内へ侵入していることが判明。まず、家屋の侵入経路を古民家の景観に調和する素材で封鎖。庭と裏山の境界には電気柵を設置し、果樹への被害も防止しました。捕獲器を複数設置し、2週間で3頭のアライグマを捕獲。台所と仏間は丁寧に清掃・消毒し、古民家の木材を傷めない薬剤を使用しました。果樹の管理方法についてもアドバイスさせていただきました。

お客様の感謝の声

「古い家の雰囲気を壊さず、丁寧に対処していただき本当に感謝しています。電気柵のおかげで庭の果樹も守られ、今年は久しぶりに柿の収穫ができました。家の中に侵入されることもなくなり、安心して暮らせています。先祖代々の家を大切にしながら対策していただき、伝統を守る気持ちが伝わってきました。糸島の自然豊かな環境で、これからも安心して暮らせます。」

会社からのお礼

今村様、歴史と伝統が息づく大切なお住まいを守ることができ、大変光栄に存じます。古民家の価値を保ちながら、安心して暮らせる環境を整えることができましたこと、スタッフ一同心より嬉しく思います。末永くこの地で穏やかにお過ごしください。

事例3：移住者の別荘で長期不在時に侵入（糸島市）

お客様情報

• お名前： 佐々木様（仮名）
• 築年数： 築12年
• お住まいの地域： 糸島市二丈一貴山
• お客様評価：★★★★★
• お悩み期間： 約5ヶ月
• ご家族構成： ご夫婦

依頼背景

「福岡市内に住んでいますが、週末に訪れる糸島の別荘を持っています。月に数回しか来ないのですが、久しぶりに訪れるたびに、室内が荒らされている形跡がありました。食器棚が開けられていたり、ゴミ箱が倒されていたりして、最初は空き巣かと思い警察にも相談しました。防犯カメラを設置したところ、アライグマが窓から侵入している映像が記録されており、不在時の対策が必要だと思いました。」

施工の様子

長期不在になる別荘という特性を考慮し、不在時でも効果が持続する対策を講じました。調査の結果、勝手口のドアの隙間と、換気用の小窓の網戸が破られて侵入していることが判明。まず、捕獲器を設置し、1週間で2頭のアライグマを捕獲。すべての侵入経路を頑丈な資材で完全封鎖し、窓には防獣用の格子を追加設置しました。不在時でも効果が持続する超音波発生器を複数箇所に設置し、アライグマが近づかない環境を構築。室内は徹底清掃・消毒し、不在時の管理方法についてもアドバイスさせていただきました。

お客様の感謝の声

「不在時の対策まで考えていただき、本当に安心しました。超音波発生器のおかげで、週末に訪れるたびに荒らされている心配がなくなりました。防犯面でも安心でき、これで心からリラックスして糸島の別荘を楽しめます。到着してすぐに掃除から始める憂鬱な気分から解放され、糸島の美しい自然をすぐに満喫できるようになりました。本当にありがとうございました。」

会社からのお礼

佐々木様、大切な別荘での寛ぎの時間を守ることができ、心より嬉しく思います。不在時でも安心していただける対策を講じることができましたこと、スタッフ一同光栄に存じます。これからも糸島での素敵な週末をお楽しみください。

事例4：新興住宅地の床下で繁殖被害（糸島市）

お客様情報

• お名前： 木村様（仮名）
• 築年数： 築15年
• お住まいの地域： 糸島市前原東
• お客様評価：★★★★★
• お悩み期間： 約6ヶ月
• ご家族構成： ご夫婦と中学生のお子様2人

依頼背景

「春先から床下で物音がするようになり、初夏には複数の鳴き声が聞こえてきました。床下から異臭もするようになり、リビングにいても臭いが気になって仕方がありませんでした。床下を確認してもらったところ、アライグマが出産して子育てをしており、大量の糞尿で床下が汚染されていると言われました。子どもたちの健康への影響も心配で、一刻も早く対処したいと思いました。新興住宅地なので近所への影響も心配でした。」

施工の様子

住宅地での作業ということで、近隣への配慮も含めて丁寧に進めました。調査の結果、床下に母親と子ども3頭の計4頭が生息し、糞尿で床下環境が著しく悪化していました。まず、専用の捕獲器を設置し、母子全頭を安全に捕獲。侵入経路は基礎の通気口と床下収納庫の隙間で、金属製の資材で完全封鎖しました。床下は高圧洗浄機で徹底洗浄し、お子様の健康を考慮して人体に無害な消毒剤で複数回の除菌・消臭処理を実施。床下の換気システムも改善し、再発防止策を講じました。

お客様の感謝の声

「母子4頭を全て捕獲していただき、あの悪臭からも完全に解放されました。リビングで快適に過ごせるようになり、家族全員がホッとしています。子どもたちの健康への配慮も素晴らしく、安全な薬剤を使っていただいたことに感謝しています。近隣への配慮も完璧で、ご近所さんからも『丁寧な業者さんだったね』と言われました。家族の健康と安全を守っていただき、本当にありがとうございました。」

会社からのお礼

木村様、お子様たちの健康と、ご家族の快適な暮らしを守ることができ、心より嬉しく思います。住宅地という環境への配慮にもご理解いただき、ありがとうございました。これからも安心して糸島での生活をお楽しみください。

事例5：ペットのいる家庭で庭から侵入（糸島市）

お客様情報

• お名前： 横山様（仮名）
• 築年数： 築20年
• お住まいの地域： 糸島市志摩初
• お客様評価：★★★★★
• お悩み期間： 約4ヶ月
• ご家族構成： ご夫婦と小学生のお子様1人

依頼背景

「庭で小型犬を飼っており、夜はドッグフードを外に置いていたのですが、朝になると必ず空っぽになっていました。愛犬もなぜか夜になると小屋に入りたがらず、怯えた様子で家の中に入りたがるようになりました。ある夜、様子を見に行くと、アライグマが堂々とドッグフードを食べており、愛犬は遠くで震えていました。それ以来、愛犬は庭に出るのを怖がり、子どもも『ワンちゃんが可哀想』と泣いてしまい、家族全員で心配していました。」

施工の様子

ペットとお子様がいらっしゃるご家庭ということで、安全性を最優先に作業を計画しました。調査の結果、海沿いの林から庭へ侵入し、犬小屋周辺のドッグフードを目当てに通っていることが判明。庭の目立たない場所に捕獲器を設置し、愛犬とお子様が触れないよう安全柵で囲いました。5日間で1頭の成獣を捕獲。林側の敷地境界に、ペットにも安全な電気柵を設置し、物理的な侵入防止策を講じました。ドッグフードの管理方法や給餌のタイミングについてもアドバイスさせていただきました。

お客様の感謝の声

「施工後、愛犬が安心して庭で過ごせるようになり、子どもも大喜びです。電気柵のおかげでアライグマが現れなくなり、愛犬も元気を取り戻しました。ペットへの安全配慮が完璧で、作業中も愛犬を気遣ってくださり、本当に嬉しかったです。子どもも『ワンちゃんが笑ってる』と喜んでいます。大切な家族の一員である愛犬を守っていただき、心から感謝しています。糸島の自然の中で、またペットと楽しく暮らせます。」

会社からのお礼

横山様、大切なペットとご家族の平穏な暮らしを取り戻すことができ、心より嬉しく思います。愛犬の笑顔とお子様の喜びが戻られたとのこと、スタッフ一同大変励みになります。これからも糸島の美しい環境で、ご家族とペットが楽しく暮らせますよう、お祈りしております。

Q1. 糸島市は玄界灘に面した海岸線が美しい地域ですが、海沿いの環境はアライグマの生息に影響がありますか？

A1. はい、影響があります。糸島市は玄界灘に面し、雷山川、初川、一貴山川などの河川が海に注ぐ水辺環境が豊富です。河口付近や海岸沿いには、カニや貝類、魚などアライグマのエサが豊富にあります。また、河川沿いは安全な移動経路となり、山から海岸まで広範囲に行動できます。二見ヶ浦や芥屋海水浴場など観光地も多く、観光客が残す食べ物もアライグマを誘引する要因となっています。

Q2. 糸島市は雷山（955m）など山々に囲まれていますが、山間部とアライグマの関係を教えてください。

A2. 山間部はアライグマの主要な生息地となります。雷山、井原山、可也山、二丈岳など糸島の山々は、アライグマが隠れ場所や巣を作るのに適した環境です。昼間は山の中で休息し、夜になると麓の集落や農地に降りてきてエサを探します。糸島市は海と山が近接しているため、アライグマが山から平野部、海岸部まで広範囲に移動しやすい地形となっています。

Q3. 糸島市は「食の宝庫」として野菜や果物の栽培が盛んですが、アライグマは農作物を食害しますか？

A3. はい、深刻な被害を与えます。糸島市は県下有数の農業産出額を誇る食料供給基地で、米、野菜、果物、花きの生産が盛んです。特に甘くて美味しい「博多あまおう」や糸島野菜など、糖度の高い農作物はアライグマにとって最高のごちそうです。収穫直前の完熟した作物を選んで食べたり、畑を荒らしたりする被害が多発します。「伊都菜彩」など直売所で人気の新鮮野菜も、産地では被害を受けています。

Q4. 糸島市で牡蠣小屋を経営していますが、アライグマは牡蠣小屋に被害を与えますか？

A4. はい、被害を与える可能性があります。糸島市は牡蠣養殖が盛んで、福吉漁港など約25軒の牡蠣小屋があります。牡蠣小屋から出る食べ物の残飯や貝殻に付着した肉片は、アライグマにとって魅力的なエサとなります。夜間にゴミ置き場を荒らされたり、保管している牡蠣を食べられたりする被害が考えられます。観光客が多い地域では、ゴミの匂いがアライグマを誘引しやすくなります。

Q5. 前原地区の古い家屋に住んでいます。アライグマはどんな隙間から侵入しますか？

A5. アライグマは、大人の握りこぶし程度の隙間（直径約10cm）があれば、頭から侵入することができます。前原地区のような古くからの市街地では、屋根瓦のズレや壁板の老朽化による割れ目、床下の換気口の破損部分などが主な侵入経路になります。特に台地と低地が混在する地形のため、山側の住宅はアライグマが侵入しやすい環境にあります。

Q6. アライグマは、家の柱や木製の建具をかじりますか？

A6. はい、かじります。アライグマも歯が伸び続けるため、柱や梁などの木材をかじって歯を研ぐことがあります。また、侵入経路を広げるために木材をかじることもあります。屋根裏に住み着いた場合、巣の周辺にある木材を削って巣材にすることもあります。室内に入り込んだ場合は、パニックになって家具や建具をかじる可能性もあります。

Q7. 糸島市は天然真鯛の漁獲量が日本一ですが、漁港や水産加工施設はアライグマの被害に遭いますか？

A7. はい、被害に遭う可能性があります。年間1000トン以上の真鯛が水揚げされる糸島の漁港では、魚の残滓や加工場から出る生ゴミが、アライグマを強く誘引します。特に夜間、漁港周辺のゴミ置き場を荒らされたり、水産加工施設に侵入されたりする被害が考えられます。海と山が近い糸島の地形は、山からアライグマが漁港まで容易に移動できる環境です。

Q8. 二丈地区でカフェを経営しています。観光客が多い地域ですが、アライグマは市街地にも出没しますか？

A8. はい、出没します。糸島市は「インスタ映え」のカフェやレストランが多く、観光客で賑わう地域です。飲食店から出る生ゴミは、アライグマにとって魅力的なエサとなります。夜間にゴミ置き場を荒らされたり、店舗の裏口から侵入されたりする被害が発生します。特に海岸沿いや山に近いカフェは、アライグマの移動経路に位置しているため注意が必要です。

Q9. 雷山川沿いで、アライグマの「ためフン」を見つけました。どう処理すればいいですか？

A9. アライグマのフンには、人体に有害な寄生虫（アライグマ回虫）の卵が含まれている危険性があるため、絶対に素手で触らないでください。マスクとゴム手袋を着用し、フンを乾燥させないように（卵が飛散しないように）霧吹きなどで少し湿らせてから、ホウキとチリトリで集めます。集めたフンはビニール袋に二重に入れ、しっかりと口を縛って可燃ゴミとして処分してください。河川敷は特に「ためフン」が見つかりやすい場所です。

Q10. アライグマの捕獲に、市販のネズミ捕り用のカゴは使えますか？

A10. 使えません。ネズミ捕り用のカゴはサイズが小さすぎる上に、強度が全く足りません。アライグマは力が非常に強く、簡単にカゴを破壊して脱出してしまいます。アライグマを捕獲するには、専用に作られた頑丈な「箱わな」が必要です。素人が安易に捕獲を試みるのは危険なので、まずは市役所に相談してください。

Q11. アライグマは泳ぎが得意だと聞きました。糸島の川や海を泳いで渡ることはできますか？

A11. はい、得意です。アライグマは泳ぎが非常にうまく、雷山川や一貴山川程度の幅なら問題なく泳いで渡ることができます。また、穏やかな入り江や浅瀬なら海も泳ぐことができます。そのため、川や海で隔てられた地域でも、アライグマにとっては障害にならず、自由に行き来できてしまいます。糸島市の海と山が近接した地形は、かえってアライグマの移動を助けてしまっているのです。

Q12. 糸島市でアライグマを捕獲した場合、市役所に連絡すれば引き取ってもらえますか？

A12. 必ずしも引き取ってもらえるとは限りません。捕獲したら、速やかに糸島市役所の農林土木課または環境課に連絡してください。市の方針や箱わなの貸し出しなどについて、詳しく案内してもらえます。捕獲後の処理方法についても指示を受けることができます。

Q13. アライグマの侵入を防ぐために、換気口に金網を張りたいのですが、どんな種類の金網が良いですか？

A13. 網目の細かい（1cm角以下）、頑丈な金属製の金網（ワイヤーメッシュなど）を選んでください。プラスチック製のネットや、網目の粗い金網では、アライグマが爪で引きちぎったり、こじ開けたりしてしまいます。また、取り付けが甘いと剥がされてしまうので、ネジやタッカーでしっかりと固定することが重要です。海岸に近い地域では、塩害に強いステンレス製がおすすめです。

Q14. 志摩地区で、夜に動物を見ました。タヌキとの見分け方を教えてください。

A14. 最も分かりやすい違いは、顔と尻尾です。アライグマは目の周りが黒く、タヌキのような模様ですが、タヌキよりも黒い部分がはっきりしています。また、アライグマの尻尾にはフサフサで黒い縞模様があり、長く太いのが特徴です。タヌキの尻尾は縞がなく、短くてフサフサしています。体格もアライグマの方がやや大きく、前足を器用に使って物をつかむ動作が見られます。

Q15. アライグマは、どんな音や匂いを嫌がりますか？

A15. アライグマは、オオカミなどの天敵の尿の臭いを配合した動物忌避剤や、木酢液やニンニクなどの刺激臭を嫌う傾向があります。ただし、これらは一時的な効果しかなく、空腹だったり、安全な場所だと学習したりすると、臭いに慣れて再び現れることが多いです。あくまで補助的な対策と考えましょう。

Q16. 糸島市では、アライグマの被害は農業被害と家屋侵入、どちらが多いですか？

A16. 糸島市は農業が盛んな地域のため、農業被害が特に深刻です。博多あまおう、糸島野菜、果物などの高品質な農作物が被害を受けています。一方で、観光客が多く訪れるカフェや飲食店、海岸沿いの住宅地、山間部の集落などでは、屋根裏への侵入による糞尿被害や騒音被害も発生しています。海と山に挟まれた地形のため、アライグマが広範囲に移動し、両方の被害が同時に発生しやすい傾向があります。

Q17. アライグマに子どもが生まれるのは春とのことですが、その時期に特に注意すべきことは何ですか？

A17. 春から夏にかけては、母アライグマが子育てのために非常に神経質になり、攻撃的になります。また、エサを大量に必要とするため、より大胆に民家や農地、観光施設に侵入してきます。この時期に屋根裏で物音がしたら、子育てをされている可能性が高いです。子育て中のアライグマは特に危険なので、絶対に手を出さず、すぐに専門家や市役所に相談してください。

Q18. 糸島市の「糸島クラフトフェス」や「糸島ハンドメイドカーニバル」のようなイベントで出る屋台のゴミは、アライグマを誘引しますか？

A18. はい、非常に強く誘引します。糸島市は観光地として人気があり、多くのイベントが開催されます。そこで出る食べ物の残りや生ゴミは、アライグマにとって最高のごちそうです。イベント開催中はもちろん、終了後のゴミの管理が不十分だと、その匂いに誘われて周辺のアライグマが集まってきてしまい、その地域に定着してしまう原因にもなります。「世界3位の輝く小さな街」としてのブランドイメージを守るためにも、ゴミ管理は重要です。

Q19. アライグマは、一度侵入した家に、翌年以降も戻ってくることはありますか？

A19. はい、戻ってくる可能性は高いです。特に、その家で無事に出産・子育てができたメスは、その場所を安全な巣だと記憶し、翌年以降も同じ場所で繁殖しようとします。また、そこで生まれた子どもも、成長して同じようにその家や近所の家を巣として利用することがあります。糸島市のような自然豊かな環境では、一度侵入を許すと、世代を超えて継続的な被害につながりやすいのです。

Q20. アライグマの被害で困っています。糸島市での最初の相談窓口はどこですか？

A20. まずは、糸島市役所の農林土木課または環境課に連絡してください。被害の状況や場所を具体的に伝えることで、今後の対策についてのアドバイスや、箱わなの貸し出しなど、市の支援制度について詳しく教えてもらえます。個人で危険な対応をする前に、必ず行政の専門窓口に相談することが、安全な解決への第一歩です。糸島市は「食の宝庫」として農業が盛んで、移住先・観光地としても人気が高い地域です。美しい自然環境を守るためにも、アライグマ対策は重要な課題となっています。