「○○にひび割れがあるんだけど大丈夫かな?」とよくご相談されます。
住宅の壁や基礎部分にできるひび割れのことを建築用語で「クラック」といいます。
今回はそんなクラック(ひび割れ)について分かりやすく説明していきます。
クラックとは何か?
まず、辞書で調べてみると「壁や岩壁などの、裂け目や狭い割れ目」とあります。
建物の外壁、内壁、基礎などにできる亀裂やひび割れのことです。
皆さんも一度は見たことがあるでしょう。
「こんなにひび割れしていて大丈夫なのかな?」と思った方も多いはずです。
建物の見た目や構造的にも良い事ではありませんね。
現実的にはクラックが生じてしまうことを避けることは難しいのです。
現在の日本で一般的に、木造でモルタル塗りされた外壁で出来ている建物や建物自体がコンクリートで出来ている建物などの多くの建物はクラックの程度は違っても、多少なり起きてくる問題です。
クラック(ひび割れ)の問題点 | |
① | 見た目(美観)の低下 |
② | 機能性の低下 (雨水の流入など) |
③ | 耐久性の低下 |
なぜクラックは生じるのか?
それはコンクリートやモルタルが水を使って砂や砂利などと混ぜ合わせ、それを乾燥してつくるものだからです。
コンクリートやモルタルは乾燥すると収縮し、クラックを生じさせます。
さらにこの収縮に伴いコンクリートやモルタルが変形し、その変形に追いつかず大きくひび割れが起こってしまいます。
小さなクラックは季節の変化によって生じてしまいますが、悪くなるとそこから雨水や結露で生じた水分が入り込み、コンクリートの中に埋め込まれている鉄筋を錆びさせ、腐食や躯体の損傷にも繋がったり、建物が夏に膨張し、冬に収縮することや地震などの繰り返しにより次第にクラックの幅や長さが広がったりと、悪化してしまうこともあります。
また小規模でも地震などが発生すると構造躯体が動いたり、不同沈下が原因で構造躯体に歪みが生じ、クラックが生じる場合もあります。
特に構造の内部で生じたクラックは建物の強度を低下させることもあるため、補修する必要があるのか、専門家に相談することをオススメします。
コンクリートのクラックの原因
コンクリートひび割れの原因 | |
施工上の原因 | ・材料の異常やセメントの異常反応 ・材料の不均一な混ざり ・コンクリート打設時の速度が速すぎる場合や ・適当な打継 ・必要な鉄骨量の不足 など |
その他の原因 | コンクリートの乾燥と収縮の繰り返し |
気温(寒暖)の変化 | |
地震などによる揺れや振動 | |
過積載 | |
建物の不同沈下 | |
その他 |
以上のようなことが原因で生じます。
このようにさまざまな要因が原因でおこりますが、建物を正しく施工していても
建物の劣化、年月によりクラックは生じてきます。
- 大きな壁(面積の広い壁)
- 窓の4隅部分、 出入り口などの隅部分
- 最上階・最下階の壁
- コンクリートの柱と壁の際の部分
- 鉄筋量不測の柱壁梁床
クラックは特に上記のような場所で生じやすいようです。
クラックの種類
実際にクラックを発見した場合でも種類や程度によっても判断が大きく異なります。
まずは基本的なクラックの種類をご説明します。
クラックの種類 | |
① | ヘアクラック |
髪の毛のように細く、比較的短いひび割れの総称 | |
② | 構造クラック |
建物の構造的な欠陥、凍結と誘拐の繰り返し、建物の不同沈下などから発生するひび割れ | |
③ | 乾燥クラック |
モルタルの外壁材は乾燥の過程で、水分の蒸発などにより収縮し発生するひび割れ | |
④ | 縁切れによるクラック |
新旧の塗り次ぎ面に発生するひび割れ |
上記のようにひび割れの主なものは4種類ほどあります。
住宅の基礎となる基礎部分でのクラックの発生は、程度に応じて適切な対応をします。
基礎の表面のモルタルがひび割れしているようなヘアークラックの場合は、構造的な心配はいりません。
しかし、ヘアークラックとはいえ放置しておくと雨水の流入などから劣化を早めることにもなりかねないのでメンテナンスは行っておきましょう。
一方、構造クラックの場合は、表面のモルタルだけでなく、基礎コンクリートそのものにひび割れが生じているため、その生じた原因を調べて、対策をしなければなりません。
住宅の基礎にクラックを発見した場合
基礎は、住宅を支えるという役割をもっていて、構造上最も重要なもののひとつです。
通常、基礎は鉄筋コンクリートでつくられていて、長期間にわたって住宅を支えます。
その鉄筋コンクリートをつくる上で重要な鉄筋は錆びると膨張し、酷くなると内部からコンクリートを壊してしまうこともあります。
これを「爆裂現象」といい、コンクリートが剥落して、建物の強度を著しく低下させるだけでなく、コンクリート落下による事故も考えられます。
住宅の基礎にクラックを発見した場合には
- 他の基礎部分に同じようなひび割れの症状がないか調べる
- 外壁や内壁に同じようなひび割れがないか調べる
- 壁や床、建物の傾きがないか調べる
- その他生活するうえで気になる症状がないか、又はなかったか確認する
など上記のようなことを調べ、確認するようにしましょう。
ひび割れが酷くなり、雨水がしみこみやすくなると錆の原因となり、爆裂現象のような症状が出てくる場合がありますので、クラックを発見した場合は、一度専門の業者にみてもらい原因を調べ適切な対策を施しましょう。
つまり、簡単になぜクラック(ひび割れ)はいけないのか?というと
クラック(ひび割れ)から雨水が躯体内に進入
↓
コンクリート内の鉄筋に錆が発生
↓
錆によって鉄筋の体積が膨張
↓
鉄筋周辺のコンクリートが押し出される
↓
さらにクラックが広がる(被害が拡大)
↓
建物の強度が低くなる
このような流れです。
また、基礎クラックにより床下に雨水が流入すると、湿気を好むシロアリやその他害虫などを寄せ付けてしまう可能性も出てきます。
弊社では、床下点検時に基礎の割れがないか等のチェックも行っております。
また基礎の割れがあり、補修の必要がある場合は適切な処置をいたします。
弊社では、パワーアラストとアラミド繊維を組み合わせた「アラミド繊維貼り工法」を用いています。
欠陥のない健全な新築時と同等なコンクリートの状態に回復させるか、これを上回る補強効果が得られます。お気軽にご相談下さい。
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藤井 靖光
株式会社プログラント 代表取締役
日本有害生物対策協会 理事
- 取得資格
-
・公益社団法人 日本しろあり対策協会シロアリ防除士13510
・公益社団法人 蟻害腐朽検査士 熊本県-17-0042
・一般社団法人 住宅基礎コンクリート保存技術普及協会
住宅基礎コンクリート保存技術士J21-0211
・一般社団法人 熊本県労働基準協会 特定化学物質四アルキル鉛等作業主任者
第4350号
・KOBELCO高所作業車第17号ー6・ロープ高所作業91
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