冬の間、スズメバチとアシナガバチは女王のみが越冬中です。人を刺すハチの代表的な種類
働き蜂は、冬が訪れる前にその生涯を終えています。
毒針を持ち、人を刺すことがある社会性のハチの代表的な種類には、
「スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチ」がありますが、
その中でもミツバチは、冬の間でもスズメバチやアシナガバチとは違い、
常に働き蜂の数が多く、女王だけでなく働き蜂まで冬を越します。
冬の間のミツバチは、「蜂球」という塊のようになり
全体で集まり、体を寄せ合いながら寒さをしのいで過ごしています。
冬の間は、花が少なくなり蜜が十分にとれなくなってしまうため
一時的に女王蜂の産卵が停止します。
活動期の間に貯めておいた蜜を少しづつなめながら暖かくなるのを待ちます。
この頃のスズメバチ・アシナガバチの女王蜂は、
枯れ木や樹洞、土の中で越冬し春が来るのをじっと待ちます。
それでは、女王蜂について探っていきましょう。
女王蜂とは?
女王蜂は、その名の通りハチの集団のトップです。
スズメバチやアシナガバチの女王は、
春になると子どもを産み育てる部屋をつくるために、
単独で巣作りを開始し、繁殖を始めます。
子ども達(働き蜂)が育ってくると、巣作りや子育てを働き蜂に任せ
繁殖活動に専念するようになります。
つまり、群れで生活を行うハチの集団のなかで、産卵を繰り返し
繁殖活動に専念しているメスの蜂のことです。
そして働き蜂は全て女王蜂の子ということになります。
しかしトップとは言っても、実際に集団を統率するような
行動や役割はなく、生物学的には「生殖虫」とされています。
体の大きさは働き蜂より一回り大きくなっています。
春になり越冬から目覚めたハチの女王は弱っていて、
基本的には大人しく、攻撃してくることはありません。
女王蜂の特徴 | ||
スズメバチの女王 | アシナガバチの女王 | |
越冬場所 | 枯れ木や樹洞、その他 | 枯れ木や石の隙間。 場所によっては巣にとまったまま越冬することもある |
目覚める時期 | 3月の終わり頃から 4月頃 |
4月から5月頃 |
特徴 | 種ごとにそれぞれの好む営巣場所で 活動を開始する |
営巣場所 | |
スズメバチ | 種によって異なる。開放空間・閉鎖空間・土中など |
アシナガバチ | ベランダ・軒下・木の枝など開放空間 |
ミツバチ | 床下・天井裏・家屋の隙間など閉鎖空間 |
スズメバチが営巣する場所は、
基本的には雨風がしのげる閉鎖空間を好みます。しかし、
初期の頃には閉鎖空間に巣を作っていても、数が増え手狭になってくると
軒下など目立つ場所に巣をつくる種もあるなどさまざまです。
アシナガバチの女王は、自分のお腹の部分から巣を狙う
「アリ」が嫌う物質を出すことが出来ます。
巣材を集めに行くなど、留守の間に天敵であるアリが
近付くことが出来ないように
巣の付け根の部分にこの物質を塗り付けておきます。
しかし女王が出すこの物質は、長い間効き目があるわけではなく
何らかの理由で女王の帰りが遅くなれば、巣はアリに襲われてしまいます。
ところで、女王蜂が何らかの理由で死んでしまった場合、
その巣はどうなってしまうのでしょうか?
ハチの女王が不在となった場合
女王蜂・働き蜂・オス蜂で構成されるなど集団で生活する昆虫は、
体外に特有な物質を分泌・放出することにより、情報の伝達をしたり
同じ種類の個体に対して特有な反応を起こさせたりするなど、
「フェロモン」を分泌したり放出したりしています。
何らかの理由で女王蜂が不在となった場合は、
集団の中から新たに女王が生まれる場合があります。
女王蜂は、階級フェロモンを出し働き蜂の繁殖能力を制御しています。
これは働き蜂の卵巣の発育を抑えて、
働き蜂としての行動を引き起こすように働きます。
そのため万が一女王が死んでしまった場合は、
この階級フェロモンの供給が途絶えてしまい
働き蜂や幼虫の中から生殖能力があるものが現れ
新たに女王蜂として卵を産み始めます。
ハチのフェロモン | |
性フェロモン | 新女王蜂が分泌。 オス蜂に交尾行動を引き起こさせる。 |
階級フェロモン | 女王蜂が分泌。 働き蜂の産卵抑制、新女王蜂の育房室の作成に関与 |
集合フェロモン | 働き蜂が分泌。 オス蜂を巣の入り口に誘導する。 |
警報フェロモン | 働き蜂が放出する毒に含まれる。 巣の多くの仲間を誘引し敵が来たことを知らせ、攻撃をしかけるようにする。 |
エサ場マークフェロモン | オオスズメバチの働き蜂から分泌。 この匂いを付けた場所に他の働き蜂を誘引する。 集団攻撃の引き金となる。 |
蜂児フェロモン | 幼虫が分泌。 働き蜂に自分の存在を知らせる。 |
仲間認識物質 | 同じ巣の仲間であることを識別する物質。 |
スズメバチやアシナガバチの女王蜂は、
前年の秋頃オス蜂と交尾をし、精液を貯精嚢に貯めた状態で冬を越します。
春になると、卵を産む際に貯精嚢に貯めておいた精子を卵につけ、
受精をさせるとメスの働き蜂の誕生です。
ハチの女王は、メスとオスを産み分けることが可能なため
秋頃になると翌年にむけて子孫を反映させるため
それまでメスの働き蜂だけだった集団の中にオス蜂を誕生させます。
しかし女王が何らかの理由で不在となった場合、
2~3週間すると働き蜂や幼虫の中から卵を産むものが出てきますが
その個体は、交尾をしていないため産まれてくるのはオス蜂のみです。
本来オス蜂は、翌年の繁栄のために産まれてくるため
働き蜂のように毎日せっせと働きません。
そうしてオス蜂ばかりになってしまった集団は崩壊してしまいます。
スズメバチに寄生する虫
「ネジレバネ」という昆虫をご存知でしょうか?
ネジレバネは、英語で「twisted winged insects」
といい、ねじれた翅をもつ昆虫という意味があります。
昆虫類は一般的に4枚の羽を持ちますが、
ネジレバネのオスは翅の2枚がねじれています。
このことから名前がつけられています。
このネジレバネはスズメバチやアリ、ゴキブリなどに寄生する寄生虫です。
寄生したスズメバチやアリなど昆虫の腹部でその栄養を奪い、
メスのみ、一生をその昆虫の体内で過ごします。
ネジレバネに寄生された働き蜂は、巣内で動かずじっとしていることが多く
本来の仕事である巣材集めやエサ集めなどを行わなくなります。
そのため巣内のハチに寄生するネジレバネが多いと
巣全体の存続が危ぶまれます。
さらに女王蜂やオス蜂が寄生された場合繁殖できなくなります。
本来冬を越すことが出来ないスズメバチの働き蜂は
ネジレバネに寄生されていると女王と共に越冬することもあります。
巣を作りにくくする環境を築きましょう
春になるとスズメバチやアシナガバチの女王蜂が越冬から目覚め、巣作りの準備を始めます。
家の敷地内や通学路など巣を作られないようトラップを仕掛けたり、庭の木などは定期的に剪定するなど、
巣を作りやすい環境をつくらないよう気を付けましょう。
蜂の巣は初期であれば、比較的容易に駆除を行うことが出来ます。
まずは巣を作らせないよう注意し、巣が出来てしまっても
早期発見できるよう、日頃から住宅の点検を行うようにしましょう。
ただしスズメバチは攻撃的で凶暴ですので、無防備に巣に近づくのは大変危険です!!
巣が大きくなる前にご相談ください!
当社ではハチ駆除はハチ専門の熟練のスタッフが行います。
全ての作業は当社にてお任せいただき、安全のためお客様はご自宅内に避難していただいております。
蜂の巣をきれいに取る技術もありますので、お家の軒先や壁・天井など壊してしまうなどのトラブルも発生いたしません。
また、シーズン保証もつけておりますので、再発の際もご安心ください
※シーズン保証‥駆除したハチと同じ種類のハチが同じ場所に巣を作った場合、保証期間であれば無償で再度駆除いたします。(保証期間は施工した翌年の3月までになります)
プログラントの蜂駆除における5つのモットー
当社はハチなどの害虫駆除専門業です。蜂は巣に接近したものに対して警戒、攻撃する習性があります。
巣を見つけましたらそっとその場を立ち去りすぐにご連絡ください。
プロの駆除担当者が迅速に安全に蜂駆除、巣の撤去をいたします。
駆除作業の際にはお客様の安全は第一ですが、近隣や付近の通行されている方への二次被害がないよう最善の作業方法を考え作業いたします。
また天井裏や床下などに営巣を作り侵入口がない場合でも当社にて点検口を作成し駆除いたしますので何なりとお尋ねください。
その1 迅速な対応!
蜂の被害は人命にかかわる程に危険性が高く、迅速な対応が求められます。
プログラントではご依頼を受け付けた当日の対応を基本としています。
お客様の都合で当日の対応が困難な場合は最短の日程でお客様の対応しております。
その2 蜂を逃がさない工夫!
蜂の駆除においては、蜂を逃がさずに駆除する事が大切で、蜂は人間が近づくと警戒のため巣から出て攻撃準備に入ります。
出来るだけ蜂を巣から出さず、また出てきた蜂を出来るだけ駆除するために、蜂を刺激しないように接近する事はもちろんですが、
出てきた蜂に対しては大小のネットを使用して、蜂を一箇所に閉じ込め蜂の駆除施工致します。
その3 家屋や壁などに傷を付けない工夫!
天井裏、床下、壁の隙間などにも蜂は危険な巣を作ります。
このような場合、天井や壁を切り抜くなどの工事が必要になることがあります。
弊社では極力そのような工事を行わないように薬剤処理と蜂の出入り口の閉鎖をメインに作業を行います。
その4 機材を使用しての駆除!
プログラントでは蜂防護服、狭い隙間の奥や屋根裏、蜂の巣がある場合などは、
ファイバースコープの使用、閉鎖箇所に薬剤が充満した場合などは強制換気、
ハシゴが届かない場所には高所作業車を使用するなど、
様々な機材設備を用いてあらゆる場合に対応出来るようにしております。
その5 蜂駆除後も安心のワンシーズン・アフターサポート!
戻り蜂対策が特に重要です。 蜂の巣を除去しますと、巣があった場所に出かけていた蜂が戻ってくることがあります。
これを戻り蜂と我々は呼んでいます。
当社では、戻り蜂対策として、巣があった箇所に粘着マットを設置して対策を図ります。
戻り蜂が捕まったこの粘着マットは後日回収に伺います。
このように、駆除後もきちんと問題がないかチェックいたしますのでお客様満足いただけると思います。
※シーズン保証・・・施工した翌年の3月まで同じ場所に巣が出来た場合、無料で駆除しております。
プログラントではお客様第一主義としています。
お客様のご要望に出来るだけ添えられるよう休日・営業時間外でも対応できる体制を整えています。
問合せにつきましては、弊社ホームページのお問合せフォームに記入して頂くか、お気軽にお電話下さい。
蜂の巣の大きさや場所、駆除作業の難易度により料金は異なります。
ご連絡の際に、以下の項目をお知らせ下さい。
1. ハチの種類(ご存知の範囲で結構です)
2. 巣の大きさ(例:ソフトボール大、バレーボール程度等)
3. 駆除の対象となる巣の個数
4. 巣を作っている場所(例・庭の木の枝、軒下、ベランダ・小屋等)
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藤井 靖光
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日本有害生物対策協会 理事
- 取得資格
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・公益社団法人 日本しろあり対策協会シロアリ防除士13510
・公益社団法人 蟻害腐朽検査士 熊本県-17-0042
・一般社団法人 住宅基礎コンクリート保存技術普及協会
住宅基礎コンクリート保存技術士J21-0211
・一般社団法人 熊本県労働基準協会 特定化学物質四アルキル鉛等作業主任者
第4350号
・KOBELCO高所作業車第17号ー6・ロープ高所作業91
・狩猟免許・罠猟免許 - 得意なジャンル
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