何十年も家族が過ごす大切な家。
家族が健やかに暮らせる快適性や、家族の健康を考えた安全性など
家造りをする際にはさまざまなことを考えるでしょう。昔の住宅は「100年もつ」と言われてきましたが、
現在の住宅は、築25年から30年程で建て替えられる家、
大規模なリフォームを行う家が多いのが現状です。日本には木造住宅、鉄筋コンクリート造住宅、鉄骨造住宅、
他にも高層ビルや大規模建築などの造りがありますが、どんな住宅にも木材は使用してあります。
出来るだけ長年にわたって安心して安全に住み続けていきたいですが、
新築時の美しさを失ったり、形が変形してしまったり、強度が低下するなど
建物が完成した直後から、この劣化を止めることは出来ません。
住宅の劣化以外にも、白蟻被害やその他害虫獣被害、木材の腐朽や
カビ、結露などの被害も生じ、住宅にさまざまなトラブルを発生させます。
住宅に長く安全に住み続けるには、何より家を支える重要な
「構造材」が長持ちするようにしてあげることです。
構造材が白蟻被害や腐朽などの被害にあってしまうと、
家の耐久性や耐震性の低下にも直接つながってしまいます。
白蟻に強い木材とは
白蟻は日本のほぼ全ての地域に生息し、木材を食害します。
家の建築には木材が使用されるため、どのような住宅でも
白蟻の被害にあってしまう可能性はあります。
また住宅にはさまざまな種類の木材が、
その木材の特徴や性質に合わせ適材適所で使用されています。
さらに同じ日本でも、北海道と沖縄では気温の差や、
住宅に引き起こる問題の違いなどにより、
それぞれの地域によって使用される木材の種類は異なります。
もともと木が豊富な日本では、ヒノキやスギなどの針葉樹や、
ケヤキやキリなどの広葉樹など多くの種類の木材使用し、
建築時に使用する木材もその特性によって使い分けられています。
住宅に使用される木材の使用例 | ||
構造材 | 土台 | ヒノキ・ヒバ・米ツガ等 |
柱 | ヒノキ・スギ・米ツガ等 | |
梁 | スギ・米マツ・マツ等 | |
桁・母屋 | スギ・米マツ・米ツガ等 | |
垂木 | スギ・米マツ・米ツガ・エゾマツ等 | |
内装材 | 造作材・ 建具材 |
ヒノキ・スギ・米マツ・米ツガ ・米スギ・スプルース等 |
以上のように適材適所で使用される木材も
白蟻の被害にあってしまえば耐久性が低下し本来の機能を十分に発揮できません。
同じ木材でも種類によって白蟻被害をうけやすい木と
そうでない木があり、出来るだけ白蟻のが食害しない木、または
白蟻の食害に強い木を選ぶことも重要です。
また同じ木材の種類でも芯材と辺材によっても防蟻性が異なります。
芯材とは通称赤身と呼ばれ、丸太を木口から見て中心部の
色の濃い部分のことで、辺材に比べ水分が少ないことが特徴です。
辺材とは白太と呼ばれる、中心部から離れた表皮に近い部分のことです。
一般的に白蟻に強い木とされるヒノキやヒバなどでも
芯材の防蟻性は優れていますが、辺材ではほとんど意味がありません。
どのような木材も、もともとは自然に作られ、
大きさや樹齢、年輪の詰まり具合などは多種多様です。
木の種類による防蟻性の違い (芯材) | |
防蟻性 | 種類 |
高い | ヒバ・マキ・ベニヒ・カヤ・タイワンスギ等 |
中 | ヒノキ・スギ・ツガ・クリ・クスノキ・ケヤキ・米ヒバ等 |
低い | モミ・マツ・米ツガ・米スギ・米マツ・ブナ・熱帯産剤を除く全ての辺材等 |
以上の表のように木の種類によって白蟻に対する防蟻性の違いがあり、
住宅に使用する際には、特に白蟻被害が多い場所など強い木を選びましょう。
しかし白蟻に食害されやすい木でも、
適切な防蟻処理を行うことで、リスクは減らすことが可能です。
例えば木材防腐剤を塗布することで、防蟻性を高める事ができます。
ただ、自然素材である木材自体の白蟻に対する防蟻性を
まずは把握し、そして確認し出来るだけ強い木材を選ぶことがよいでしょう。
白蟻以外の木材の被害
木材の被害は白蟻被害以外にも腐れによるものもあります。
この動画のように木材の腐れることによって
家の耐久性、耐震性が低下してしまいます。
木が腐れるという現象は、「木材腐朽菌」の仕業で、
この菌は、 4つの発生条件がそろった上で繁殖し、
この条件が1つでも欠けると木を腐らせることはありません。
腐朽菌が発生する4つの条件 | |
温度 | 3~45℃(3度以下では発育しにくい)。 ※30℃前後が発育に最も適している。 |
水分 | 大気中の湿度85%以上・木材の含水率が25%以上 になると発生条件が整う。 含水率が25%以下になると腐りにくくなる。 |
空気 | 空気がなければ木材腐朽菌は生息できない。 (水中に浸ってる木材は腐朽しない) |
栄養分 | 木材の主成分 (セルロース・ヘミセルロース・リグニン)など。 |
木材腐朽菌は大きく2種類に分けることが出来ます。
木材の主成分はセルロース、ヘミセルロース、リグニンの3種類で、
セルロースとヘミセルロースを分解し褐色に変化させるものを褐色腐朽菌、
リグニンまで分解し白色に変色させるものを白色腐朽菌といいます。
腐朽菌によって木材の重量が10%軽くなると、
その木材の強度は40%低下すると言われています。
また木の強度を低下させるスピードは白蟻よりも速いと言われています。
腐朽菌の発生条件のうち最も管理しやすいものは「水分」です。
木材の腐れ対策はまずは木材を湿らさないことです。
そして住宅に用いる木材も、白蟻に対する防蟻性が異なるのと同様、
木の種類によって腐朽に対する耐久性も異なるため、
重要な構造材となる土台や柱、梁などの部材には
より腐朽に強い木材を使用することも大切です。
木の種類による耐朽性の違い | |
耐朽性 | 木の種類 |
非常に高い | チーク・メルバウ・イペ・セランガンバツー・クマル等 |
高い | ヒノキ・ヒバ・米ヒバ・クリ・ケヤキ・ヤマザクラ等 |
中 | スギ・キリ・唐松 |
低い | カバザクラ・ポンデロサパイン・メーブル等 |
非常に低い | モミ・スプルース・アスペン等 |
木の部分によって防蟻性が異なるように、腐れやすい部分に関しても
同じ木の種類でも腐りやすい部分と腐りにくい部分があります。
腐りにくい木というのは、芯材に耐腐朽菌物質がどれほどあるかで決定します。
ヒノキやスギ、ヒバなどには匂いがあり、この匂いのもととなる
フェノール性の芯材の成分によって腐りにくいという性質があります。
芯材は、木の中心部であるため赤身と呼ばれる
すでに活動を休止して仮死状態にある部分です。
腐朽菌が非常に活発な、湿度の高い熱帯地方の木材には、
芯材に強力な耐腐朽菌物質を持っていることが多く、
非常に腐れにくくなっているなど環境に適した木材があります。
一般的に腐りにくいと言われている木でも、
辺材は腐りやすくなっており、すぐに腐ってしまいます。
辺材は、木が伐採される前活発に活動していた部分で、
伐採された後も水分を吸いやすいという性質があります。
湿気の多い場所で木を使用する場合には、天然の防腐成分である
フェノール性の成分や油分などを多く含む木材を使用することがよいとされています。
(一般的に腐れに対する強さというのは芯材を示します)
木材に白蟻や腐朽による被害を出さないためには、
□ 白蟻に強い防蟻性の高い木を使用する
□ 腐りにくい耐朽性の高い木を使用する
□ 乾燥した状態を保つ
(濡れてしまっても、すぐに乾くようにする)
などが有効的です。
しかしいくら白蟻に強く腐れにくい木を使用しても、
木材が被害にあわないと保証するものではありません。
あくまでも被害にあうリスクを低下させる可能性があるということです。
万が一白蟻被害が発生した場合は、早期の駆除が必要です。
新築時や5年毎の予防消毒や、定期的な点検を行い大切な家を守りましょう。
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藤井 靖光
株式会社プログラント 代表取締役
日本有害生物対策協会 理事
- 取得資格
-
・公益社団法人 日本しろあり対策協会シロアリ防除士13510
・公益社団法人 蟻害腐朽検査士 熊本県-17-0042
・一般社団法人 住宅基礎コンクリート保存技術普及協会
住宅基礎コンクリート保存技術士J21-0211
・一般社団法人 熊本県労働基準協会 特定化学物質四アルキル鉛等作業主任者
第4350号
・KOBELCO高所作業車第17号ー6・ロープ高所作業91
・狩猟免許・罠猟免許 - 得意なジャンル
- シロアリ防除・ハチ駆除・その他害虫防除全般・害獣防除全般・害鳥防除全般
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-
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