しつこい痒みとアレルギーなどを引き起こす嫌なダニ。住宅内に湿気が多いと、ダニが好む環境となります。
日本の気候は高温多湿で、特に梅雨から夏にかけての時期は、平均の湿度が70%を超えるなど、ジメジメして湿気の多い状態が続きます。
ダニは高温多湿を好み、夏季に発生し、活発に活動しております。
一般的には、冬は活動しないものと言われていますが、最近の高気密・高断熱住宅が増えたことや、
暖房器具や加湿器の普及などから、冬でもダニが活発に活動しやすくなっているのが現状です。ダニは、どれも小型で、体調が1mmに満たないものも多く存在します。
世界中で約2万種生息していると言われており、その姿や形、生態ともにとても多様性に富んでいます。
“ダニ”と言うと、小さくて見えないくせに刺されると痒いというイメージが大きいですが、
実は小さくて見えないダニは、家の中の小さなホコリの中や、布団やマットレス、
絨毯やタンスの中などさまざまなところに生息していて、ダニが全くいない家はないと言われている程です。
今回はそんな小さな害虫、ダニの種類や、被害、対処法についてお話していきたいと思います。
家の中に生息するダニの種類
ダニの種類 | 生態・被害 | 生息場所 |
ヒョウヒダニ | ほぼ 1年中みられるダニ | 布団・ベッド・枕・ソファー・カーペット等 |
アレルギー性疾患。人を刺すことはない | ||
ツメダニ | 梅雨時・秋頃に増殖。特に8~9月は被害が多くみられる | 畳・カーペット等 |
人を刺し、体液を吸う。一般的なダニ刺され | ||
イエダニ | ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニ。5~9月にかけて発生 | ネズミや鳥の体・巣など |
ネズミの巣などで大発生した場合、移動して人から吸血する | ||
コナダニ | 高温多湿を好み、繁殖力が極めて旺盛。梅雨時・秋頃増殖 | 食品・畳など |
人を刺すことはない。コナダニを捕食するツメダニが増殖し、ツメダニによって刺咬被害がでる |
これらのダニが、共通してすみやすい環境というのが、 温度が25~30℃、湿度60~85%と適温で湿度が高い場所です。
しかしこれらの環境だけではダニは繁殖しません。
ダニの発生・繁殖
ダニが発生しやすい条件は ①高温多湿 ②エサがある ③繁殖できる環境がある とされています。
ダニが繁殖する条件 | |
① 温度 | 20~30度 |
① 湿度 | 60~85% |
② エサ | カビ・ほこり・フケ・食べ物カスなど ダニのエサとなるものがある |
③ 環境 | 畳・カーペット・布団等の卵が産める場所がある環境 |
①適度な温度があり、湿気が多い状態は、最もダニの好む環境です。
温度が20~30℃、湿度が60~85%程度の梅雨の時期から夏にかけては、まさしくダニが発生しやすい条件となります。
逆に冬は気温が下がって、乾燥するためダニが苦手とする季節のはずが、近年では住宅の性能が向上し、1年中生活しやすい温度、湿度が維持できるようになっているため、1年中、ダニにとっても生活しやすい環境を提供しているといえます。
②ダニのエサ(食べ物)としてはカビやほこり(室内塵)、食べ物のカス、フケ、アカなどがありますが、中には微生物を食べるものや、血液を吸うダニもいます。
これらが豊富にある場所はダニが発生しやすくなります。
③繁殖できる環境とは、卵を産み、繁殖しやすい場所です。
最も一般的な場所として畳の中があり、畳の中は温度、湿度が適度に保たれており、エサとなるものが豊富にあるダニにとっては非常に心地良い繁殖場所となります。
その他にも絨毯やカーペット、布団、マットレス、ソファーなども繁殖しやすい場所で、特に布団などの寝具は、寝ている時のヒトの汗や大気中の水分を吸収しやすいため湿度が高く、また温度も安定した環境でフケやアカ、ほこりと言ったエサがそろったダニが発生しやすい場所ということが出来ます。
繁殖力の強いダニ
ダニは、卵から成虫になるまで早いもので約2週間といわれています。
誕生してから死ぬまでに50~100個以上の卵を産むと言われており、成虫の寿命は2~3ヶ月です。
ということは、ダニが発生して何の対処も行わなければ、2ヶ月程で1万匹以上も繁殖してしまうことになってしまいます。
ダニの被害って?
ダニ被害は、現代病の一種とも言われているほど増加しています。
室内に生息するダニの中でも、人を刺すのはおもにイエダニ、ツメダニと考えられています。
これらのダニは皮膚のやわらかい部位(腕の内側や下腹部、太ももなど)を刺して体液や血を吸います。
刺された箇所は、赤い発疹ができ、激しいかゆみが数日間にわたって続くことが多いようです。
ダニの被害はダニ刺されだけではなく、アレルギーやノイローゼの原因にもなります。
最も気をつける必要なのが死骸や糞で、ダニの繁殖が多ければ多いほど死骸や糞も多くなり、死骸や糞はアレルギーの原因となるのです。
特にお子さんのいるご家庭や、もともとアレルギー体質である方がいるご家庭では、出来るだけ早めに駆除するようにしておきたいものです。
ダニ被害 | |
刺す・咬む | 動物寄生性のイエダニ・トリサシダニ・ ワクモやマダニ・ツツガムシ等は人間を刺し、吸血する。 ツメダニは人間を咬むことがある。 |
吸血 | |
アレルギー の原因 |
家のダニ被害で最も問題があるヒョウヒダニの仕業。 空気中の埃やチリに含まれるヒョウヒダニの体や死骸、糞などを吸入し、 これらがアレルゲンとなりアレルギー症状を引き起こす。 |
食品の中等で 繁殖 |
コナダニ・ニクダニが貯蔵食品の中で大繁殖することがある。羽毛の中ではヒョウヒダニが大繁殖することも。 |
心因性ダニ被害 | ダニ被害を訴える方の中で「偽ダニ症」「ダニノイローゼ」と呼ばれ、 直接ダニが原因となっていない場合でも心因性のダニ被害を受けていることがある。 |
ダニ刺され時の対処法
ダニに刺されてしまうと、しつこい痒みにおそわれるため、
人によっては痒みが長引き、痕が残ってしまう場合もあります。
出来るだけかかないようにしたいですが、それよりも出来るだけ早く、痒みをおさえる対策をしておきましょう。
対処法1 できるだけかかないように
ダニに刺されたら、かきこわしに注意です。
刺された部分をかきこわすと、傷口から細菌(黄色ブドウ球菌や溶連菌)が入りこんでしまい、細菌が繁殖すると、「とびひ」を引き起こす可能性があります。
特にお子様などは、かきこわしてしまうことが多いので注意が必要です。
もしも、とびひができてしまったら、感染することがあるため、入浴やタオルの共用などはしないよう、気を付け、きちんと病院を受診し、医師の診断をうけましょう。
対処法2 ステロイド系の外用薬を塗る
ステロイド系の虫刺されの塗り薬は、ダニ刺されによる痒みを緩和してくれます。
薬局やネットショッピングでも購入することが出来るので、ダニに刺されたらすぐに塗っておきましょう。
ただし、変化が見られない場合や気になる場合は、皮膚科を受診しましょう。
ダニ被害をうけないためには
ダニに刺された時の対処も大切ですが、そもそも刺されないようにしたいですよね。
刺されないようにする為には、家の中でダニが繁殖しないようにしないといけません。
まずはダニの繁殖を防ぐことが大事です。
ダニの繁殖が活発になる、高温多湿の状態を避けることが必要です。
湿気の多い日には、除湿機で湿度を下げたり、晴れた日は部屋の窓を開けて部屋の通気性を良くするなどすると室内の湿度を下げることが出来ます。
また、ダニのエサとなる、埃や人のフケ、垢、髪の毛、食べカスなどもこまめに掃除機で吸い取るなど、日々のお手入れを念入りに行いましょう。
そして、押し入れやクローゼットを閉めっぱなしにしないで、時々換気することも必要です。
換気扇をこまめにまわしたり、扇風機などを利用して空気の流れをつくってあげると停滞した湿気も逃げていきます。
さらに、床下からの湿気が要因の場合もあるため、床下の湿気対策も必要となる場合があります。
床下換気口の前に植木鉢や室外機を置くなどして空気の流れを停滞させていたりしていませんか?
そういった場合は、換気口を塞がず、きちんと通気が出来る状態にしておきましょう。
また換気口がなかったり、狭かったりして十分な通気が行えない場合は、
強制的に床下にたまった湿気を出し、新鮮な空気を取り入れることで床下の湿度を下げるために開発された「床下換気扇」や、
床下の湿気を水にかえて排水し、湿気をとる「床下除湿機」などの使用が効果的です。
そして湿気や掃除だけが原因ではなく、イエダニはネズミに寄生する性質があるため、
ネズミを見かけたり侵入の痕跡を発見したら、ダニ対策よりも先に、まずはネズミの駆除が必要となります。
当社では、ネズミなどの害獣駆除も行っておりますので、お困りの際にはお気軽にご相談ください。
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藤井 靖光
株式会社プログラント 代表取締役
日本有害生物対策協会 理事
- 取得資格
-
・公益社団法人 日本しろあり対策協会シロアリ防除士13510
・公益社団法人 蟻害腐朽検査士 熊本県-17-0042
・一般社団法人 住宅基礎コンクリート保存技術普及協会
住宅基礎コンクリート保存技術士J21-0211
・一般社団法人 熊本県労働基準協会 特定化学物質四アルキル鉛等作業主任者
第4350号
・KOBELCO高所作業車第17号ー6・ロープ高所作業91
・狩猟免許・罠猟免許 - 得意なジャンル
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