見た目は愛らしいアライグマですが、実際の野生のアライグマのイメージはとてもかけ離れています。
アライグマは非常に食欲旺盛で尚且つ雑食で、農作物を食い荒らします。
日本でアライグマによる食害による被害額(年間被害総額)は3~4億円と言われています。
そんなアライグマが起こす深刻な農業被害について専門的な観点からお伝えしていきます。
アライグマが起こす農業被害
肉類もよく食べ、ニワトリ程度の大きさならば獲物と判断します。
家畜やペットが襲われたという事例も後を絶ちません。
アライグマはあまり警戒心がなく、人間の近くまで平気でやってきます。
人間の住む家の屋根裏に住み着くこともよくあります。屋根裏に住み着かれると、そこで糞尿をされ、その糞尿が悪臭の原因となったり、アライグマが天井を走り回り、天井板が破損したり、腐食したりと、様々な被害が出る事が考えられます。
人間にも害を与え、国内の固有生態系に関しても大きな影響を与えるアライグマは「特定外来生物」に指定してあります。
先述しましたが、日本国内におけるアライグマの食害による農業被害総額は3~4億円と非常に深刻です。
しかも、5年以上被害額が3億円を超えており、深刻な問題となっています。
現状、アライグマ事態の生息数・生息域も年々拡大しており、今後数年で被害額を急速に減少させることは難しいと思われます。
なぜ被害が増えたのか
アライグマは1970年代のTVアニメの影響で爆発的に人気が出て、1980~1990年代にペットとして盛んに輸入されました。
しかし、可愛らしい見た目とは反面、凶暴な性格で、人をも襲ってきたりするので、やむなく飼い主が手放したり、逃げ出したりして野生化したものが次から次に増え、その分農業への被害も甚大になっていきました。
今ではほぼ日本全国にアライグマは分布しており、全国で農業被害が相次いでいます。
そして2つの大きな理由がアライグマによる農業被害が増えた要因と考えられています。その2つの要因を挙げてみたいと思います。
①人里にはアライグマへの食べ物が豊富
収穫しない果実や、落下した果実などはアライグマの良いエサです。
また、家庭から出た家庭ごみ(生ゴミ)もアライグマにとっては栄養豊富なエサとなります。
現に、近年のコロナ禍の影響でお家時間が増え、家庭ごみが豊富に出されるようになり、それをアライグマたちが食べて巨大化しているという事例もあります。
人間の住む環境はアライグマにとって貴重な餌場なのです。
中でも、畑はアライグマの好物が沢山実るので、被害に遭いやすいと言えます。
例えばイチゴでいうと、3.8個/分で食べます。一日に必要な量の4分の1を獲得。
たった一度の訪問で一日に必要なエネルギーを満たすことも。
しかも、農家が「食べ頃を知りたいならアライグマに聞いてくれ」と嘆くほどに、アライグマは旬のものを旬の時に食べます。
熟すまでアライグマは作物に手を出しません。ですので、出荷直前に被害に遭って嘆く農家さんもたくさん居られます。
アライグマ対策で網など設置する方もいらっしゃいますが、アライグマは犬よりも学習能力が高いというデータがあります。器用で尚且つ力も強いので、簡単な網などでは容易く突破されてしまうでしょう。
②アライグマにとって人里は安全
耕作放棄地や、空き地、竹林、用水路…とアライグマにとって居心地の良い環境が出来ています。
アライグマが生息する上で、安全に休める休息地というものは絶対に必要になります。現状、そんな隠れる休息地が沢山あり、アライグマにとってとても住みやすい環境と言えるのです。
そして、市街地などでは増改築等で建物に隙間が生まれる住宅が増え、アライグマ達の侵入口となっています。
つまり、アライグマにとって人間の住む場所は、安全で尚且つ食べ物に困ることのない住みやすい場所です。
どうすれば被害を防げるか
では、どうしたら被害を防ぐことが出来るのでしょうか。これも2つのポイントを絞って挙げます。
①農作物を食べさせない
農地に果実や野菜を残さないようにしたり、簡単に取られないように工夫をし、適切な処理をしましょう。
アライグマのエサとなるものを与えなければ良いのです。
例えば、生ゴミや廃棄する野菜や果実を肥料代わりに放置するのはやめましょう。
捨てる農作物でもアライグマはお構いなしです。あれば食べます。
いくら警戒心の薄いアライグマとは言え、農地の周辺を綺麗に掃除しておくと、さすがのアライグマも警戒して利用しなくなります。
捕獲を頑張っても、アライグマに栄養豊富なエサを与えてしまうと、その高い妊娠率と低い死亡率でアライグマが増殖し、農作物の被害が増加するという悪循環に陥ってしまいます。
②ねぐらを作らせない
ねぐらを建物の中に作ることが多く、天井裏や壁の隙間など狭いところを非常に好みます。
アライグマはねぐらを何箇所か持つと言われています。行動範囲に複数のねぐらを持ち、これを転々としながら生活しています。被害が多発する場所の近くには必ずねぐらがあります。
ねぐらはエサ場への前線基地なので、ねぐらを見つけて排除すれば被害は自ずと減少します。
アライグマを捕獲する前に
では、アライグマを捕獲すれば良いではないか。と思われた方もいらっしゃると思いますが、アライグマは勝手に捕獲することは禁じられています。鳥獣保護管理法という法律で守られているのです。
これに違反すると罰せられることがありますのでご注意下さい。
アライグマが身近にいるかチェック
アライグマが身近にいるかをチェックするための項目を幾つか挙げてみました。
該当する項目が1つ以上あれば、アライグマが来ていたり、住み込んでいる可能性が高いので注意しましょう。
□庭にある果樹が荒らされている。
□飼い犬や飼い猫のエサが荒らされている。
□中型犬くらいの動物が屋根の上で動いた。
□建物の周りに5本指の足跡があった。
□池の鯉やニワトリが食べられた。
□タヌキのような動物を目撃した。
□トウモロコシが根本から倒され、皮を剥いて食べられていた。
□スイカに丸い穴が開いており、中身が空っぽになっていた。
□田畑に5本指の足跡があった。
□今までになかったような農作物被害がある。
□軒下や屋根の一部が壊されている。
□柱や雨樋に5本指の足跡がある。
□天井にシミが出来た。
□天井から雨漏りのように水滴が滴る。
□天井裏から「クルクル」という鳴き声が聞こえる。
□天井裏に犬の糞のようなものが沢山有る。
☑が1つでもあれば、アライグマが身近にいる可能性はあります。☑が複数ある場合はアライグマがいると思われて良いでしょう。
アライグマ防除は専門業者にお任せ下さい
農作物を荒らすアライグマ。どうにか懲らしめてやりたい。とは思っても先述したように鳥獣保護管理法という法律で守られているために懲らしめようと思っても勝手に捕獲や殺処分は出来ません。違反してしまうと罰則が課せられてしまいます。
ではどうしたら良いか。
専門の業者へご相談下さい。家屋において、基本的には侵入を許さないのが一番優先すべきことですが、素人では侵入口をすべて確認し、塞ぎ切ることは難しいです。従って、業者に依頼することをオススメいたします。
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藤井 靖光(Yasumitsu Fujii)
株式会社プログラント 代表取締役
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〒861-8002 熊本県熊本市北区弓削6丁目27-19
佐賀営業所
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お問い合わせ(代表)
緊急対応:7:00–22:00(年中無休/災害時は安全最優先の運用)
取扱分野
実績ハイライト
個人(藤井)調査実績
(1992–2025)
会社累計調査実績
(創業〜2025)
Google口コミ(熊本本社 334件)
Google口コミ(佐賀営業所 76件)
初回訪問スピード
最短当日訪問率 85%
報告書提出率
平均提出 10日
脚注:「個人=1992–現在」「会社=創業–現在(自社請負分)」
口コミ出典:Googleビジネスプロフィール[2025-08-12 時点]
定義:受付時間 7:00–16:00 の新規受付に対し 当日17:00までに訪問開始できた割合(警報発令・道路寸断日は母数除外)
主要資格・講習(抜粋)
- 建築物ねずみこん虫等防除業登録(熊本県)/熊市保30ね第1号
- 公益社団法人 日本しろあり対策協会/しろあり防除士[6名]/登録番号:13510
- 公益社団法人 日本しろあり対策協会/蟻害・腐朽検査士[2名]/登録番号:熊本県-17-0042
- 公益社団法人 日本木材保存協会/木材保存士[1名]
- 一般社団法人 住宅基礎コンクリート保存技術普及協会/住宅基礎コンクリート保存技術士[4名]/登録番号:J21-0211
- 一般社団法人 熊本県労働基準協会/特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者[2名]/登録番号:4350
- 高所作業車運転技能講習(コベルコ教習所)修了[4名]
- 一般社団法人 ペストコントロール技術者[1名]/登録番号:第2023-15号
- 公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター/防除作業監督者[1名]
- 狩猟免許(わな猟)[4名]/登録:P43-2019-N000460
ロープ高所作業(特別教育)について
当社はロープ高所作業(特別教育)修了者[4名]を配置。急勾配屋根・高所外壁・吹き抜けなどの高所作業において、事前リスクアセスメント/二重確保(バックアップ)/器具・アンカー点検/立入管理等の安全手順に基づき作業を実施します。
安全・法令・保証
法令遵守
鳥獣保護管理法/外来生物法/労働安全衛生法 等
賠償責任保険
あいおいニッセイ同和損保:対人/対物 各1億円(1事故あたり)
保証(要点)
対象・期間:
アライグマ/イタチ/ネズミ/シロアリ=5年、コウモリ=2年(※条件により最長10年)
適用条件:当社基準の封鎖+衛生施工を実施/(任意)年1回点検
除外:構造劣化・第三者工事・増改築・自然災害・餌付け 等
初動SLA:保証内再発のご連絡から 24時間以内に初動連絡/最短当日〜3日以内に訪問
安全実績
労災・薬剤インシデント 0件(直近36か月)
法令遵守:捕獲許可・鳥獣保護管理法 等の違反 0件(通算)
方針・運用ポリシー
方針:最新機材×従来機材/最新工法×従来工法/自社開発器具を融合したハイブリッド工法をケースに応じて最適化
施工記録の開示と保管・再発防止を徹底
編集・監修
「当サイトの技術記事は現場担当が執筆し、藤井 靖光が全件監修。公的資料・SDSを参照し、誤りは確認後速やかに訂正します。」
苦情対応
「受付 → 24時間以内に初動連絡 → 現地確認 → 是正 → 書面報告の順で対応します。」
安全・薬剤
「薬剤は用途・希釈・保管を社内SOPで管理。近隣・室内の隔離・換気・養生を徹底します。」
画像・記録の扱い
「施工写真・報告書は7年間保管。個人情報はマスキングのうえ事例公開します。」
会社FAQ
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