皆さんまず最初に「コウモリってどんな生き物?」
という疑問から入られることかと思います。
そして、次にコウモリは駆除可能なのか。
結論から申し上げます。
コウモリ駆除はプロの駆除業者へお任せ下さい。
コウモリ目(Chiroptera)の中・小型哺乳類。
ほとんどのコウモリの前肢は翼として発達しており、哺乳類の中で唯一空を飛ぶことができるのがコウモリです。
はじめに…コウモリは何種類いるの?
1,200種以上います。
我が国、日本では35種類のコウモリが生息しており、日本の哺乳類の4分の1以上を占めています。
その中でも私達に一番身近なコウモリといえば「アブラコウモリ」です。
コウモリと単にいっても様々な種類がいますが、どのような姿を思い浮かべられるでしょうか?
逆さまになっている姿や、ハロウィンなどと思い浮かべられる方もいるのではないでしょうか?
中には吸血などと思い浮かべられた方もいらっしゃることと思います。
意外にも多くの種類が日本にも生息していますが、普段私達が飛んでいるコウモリを見たり、家に棲み着くコウモリは基本的に「アブラコウモリ」の一種類がほとんどです。
コウモリは鳥類ではなく哺乳類に分類されます。
唯一の飛ぶことが出来る哺乳類です。
SARSや新型コロナウイルスが蔓延した際、その原因とされることもありますが、実際にこれらの病気を引き起こすという証拠はないのです。
昔の日本ではコウモリは幸運の象徴として「幸守り」や「幸盛り」と呼ばれ親しまれた時代もありました。
外見や生活習慣からあまり好かれませんが、昆虫などを食べる有益な一面もあります。
そんなコウモリの特徴について今回の記事では紐解いていきたいと思います。
この記事を読むことでコウモリの特徴をつかむことが出来るようになり、コウモリのことをより深く知ることが出来ます。
業界30年以上の経験と知識を元にお伝えしていきます。
今、コウモリの被害に悩まされている方も、まずは敵を知り、対策していけば未来は明るいです。
それでは、前置きが長くなりましたが、コウモリの特徴について見ていきましょう。
日本で一番ポピュラーな「アブラコウモリ」
日本で最もポピュラーなコウモリと言えば「アブラコウモリ」です。
一般的に「コウモリの大好物は?」と、質問すると、ためらうことなく「血」と答える方が多いです。
もちろん、「血」を吸うコウモリもいますが、ほとんどのコウモリは、蛾や蚊などの小型昆虫を食べる仲間と果実を食べる仲間ですので血が好物というわけではありません。
コウモリは古くから縁起の良い動物として知られていました。
しかし、欧米では吸血鬼が有名になったため、このイメージは崩れ去ってしまったのです。
アブラコウモリは、主に日没前後から日の出まで空中を飛翔し、日中はねぐらに帰るという昼夜逆転した生活を送ります。
飛べない子供は巣に残されたままです。
主に蚊やユスリカなどの小さな虫を食べますが、時には小さな甲虫を狩ることもあります。
アブラコウモリは別名イエコウモリと呼ばれます。
わずか1.5cmの隙間さえあれば簡単に屋内に侵入することができ、1cmの隙間でも侵入したケースもありました。
このような隙間はどの家にもたくさんあるため、コウモリが侵入する危険性は常にあります。
余談になりますが、アブラコウモリは一晩の間にどれほどの昆虫を捕食すると思いますか?
正解は、一晩のあいだにおよそ500匹ほどの昆虫を捕食するのです。
従って、糞尿の量もかなり多いです。
日本のコウモリの多くは森林に生息しているが、アブラコウモリは家屋を住処にすることが知られています。
アブラコウモリは吸血しませんが、病気や感染症を媒介するため、健康への影響が懸念されます。
病気を蔓延させないためにも、駆除が必要です。
コウモリってどんな顔をしているの?
次に、コウモリはどのような顔をしているのかを画像とともに解説していきます。
コウモリは、エコロケーション(超音波)を使って周囲の状況を把握し、獲物を捕らえる。また、視覚に頼らずに空を飛ぶこともできる。人間の耳にはほとんど聞こえない超音波(エコーロケーション・コール)を発生し、その反響する声を頼りに標的である「昆虫」を追跡し、環境を認識しています。
アブラコウモリは意外とかわいらしい顔をしていて、丸い目をしているのです。
しかし、じつは、目が見えているコウモリと見えていないコウモリがいるのです。
アブラコウモリは目が見えない部類のコウモリになります。
先述しましたように、超音波を用いて上手く生活しているのです。
では、コウモリの目にはどんな役割があるのでしょうか?じつはアブラコウモリコウモリは目がみえなくとも、光を感じることはできます。その情報をもとに太陽の位置を判断し、住処を探すと考えられています。
コウモリの鳴き声とは?
コウモリはどのように鳴くのでしょうか。
基本的にはコウモリの鳴き声は「聞こえない」ことのほうが多いです。
危険を察知すると、「キーキー」と鳴いたり、「チチチチ…」と繰り返し音を出すこともあります。
このコウモリの鳴き声はネズミにそっくりです。
この鳴き声はネズミなのかな?コウモリなのかな?と迷った場合には、以下の点に注目してみましょう。
・羽音なのか、足音なのか
・フンの場所と特徴
鳴き声の他にバサバサというような羽音が聞こえたら間違いなくコウモリでしょう。
タタタタタタ…などという走る音が聞こえる場合はネズミの可能性が高いです。
コウモリは屋根裏や軒下にパサパサとしたフンをします。
一方、ネズミは室内に湿っぽいフンをしますので、これでも判断ができます。
コウモリは暗闇を飛ぶとき、超音波を利用して移動します。
また、自分の位置や餌の有無もこの技術で判断することができます。
超音波を発射し、それが戻ってくることで、対象物までの距離、大きさ、表面構造、位置などを知ることができるのです。
この能力を「エコーロケーション」と言います。
通常、これらの高周波は人間には聞こえませんが、コウモリの種類によっては私たちの耳にも聞こえることがあります。
コウモリの鳴き声が聞きたい方は、Youtubeなどの動画サイトで「コウモリの鳴き声」と調べてみてください。
コウモリの翼について
空を飛ぶ哺乳類であるコウモリは、謎に包まれた存在であることが多いです。
コウモリは羽ばたきによって空を飛ぶことができます。
日本に生息するコウモリは、飛翔する害虫を食べることから、益獣として扱われることが多いです。
しかし、そのコウモリが家屋に住み着くと、その糞が住民に悪影響を及ぼすことがあります。
コウモリは翼を持ち哺乳類として唯一、空を飛ぶことができます。コウモリとムササビは、空中を飛ぶ別種の動物だが、両者には大きな違いがあります。
ムササビは高いところから飛び降りるときに”皮膜”と呼ばれる皮膚を広げて空気抵抗を強めて落ちるように移動する「滑空」という飛び方です。
したがって、今いるところより高いところには飛ぶことはできません。
コウモリの翼も皮膜と呼ばれているものですが、その皮膜で羽ばたいて気流を作ることで自由に飛ぶことができます。
先述の通り、コウモリの翼は皮膜と呼ばれているもので出来ております。
皮膜は指の皮膚が進化してできたもので、人間の指の間の水かきが進化したようなものです。
コウモリは気流を作って飛ぶとご説明しましたが、鳥類や昆虫とは仕組みが違うところもあります。
鳥類は羽ばたくことで前に進みながら翼に風を受け、空を飛ぶのは、揚力という上向きの力を発生させるためです。
コウモリと同じように気流を作り、飛ぶ力に利用していますが、飛んだあとに鳥類は翼の先端部分だけを大きく動かしますが、コウモリは飛んでいる間は常に忙しく翼を動かしています。
昆虫の飛行方法は様々ですが、中でもハチはコウモリと違う方法で飛んでいます。
ハチは羽を上下ではなく前後に動かす方法で空気の渦を作り、その力を羽で受け続けることで揚力を得て飛びます。
コウモリの翼はこの2種とは形状が違い、独特な形をしています。
それぞれの用途や生活スタイルに併せて進化したものと考えられています。
コウモリの食べ物・餌
昆虫を食事にするコウモリは、主に「ココウモリ」と呼ばれています。
夜行性のため、目の発達が悪く、体も軽くて小さいものが多い。
超音波を使って、エコーロケーション(反響定位)を行うことで獲物の位置を察知します。
コウモリは雑食性で、昆虫だけでなく花の蜜や果肉も食べます。
約1200種類いるコウモリの中で一番多いのが、この昆虫を捕食するコウモリです。
また、中には魚を食べる種のコウモリもいます。
魚に限って食べるわけではありませんが、その習性から、ウオクイコウモリと呼ばれているコウモリです。
コウモリと言えば吸血のイメージがある方もいらっしゃると思います。
動物の血を主食にするコウモリは「ナミチスイコウモリ」だけです。
森林に生息し、アフリカからヨーロッパ南部にかけて生息しています。
昆虫や血を主食にするコウモリが「ココウモリ」と呼ばれるのに対し、果物を主食にするコウモリを「オオコウモリ」と呼びます。
別名、フルーツコウモリとも呼ばれます。
果物を主食にするため、エコーロケーションでの狩りが必要ないからなのか、フルーツコウモリは他種のコウモリと違い、目が大きくモモンガにも似ています。
とても可愛い顔をしたコウモリが多いです。
手の爪はフックのような形をしていて、植物のツルや枝をつかむのに使われ、果実を食べやすくしています。
昆虫を食べるもの、フルーツを食べるもの、動物の血を吸うもの…それぞれの食性によって食べ物の捕え方も違います。
コウモリの体長
アブラコウモリの体長をここではご紹介致します。
・体長:胴長4cm~6cm、腕長3cm~4cm、尾長3cm~5cm
・体重:5~10g
コウモリの寿命は?
アブラコウモリは性別によって寿命が異なります。
オスの平均寿命は3年、メスの平均寿命は5年です。
他のコウモリと比べると寿命は短めとなっています。
「小さい生物=すぐ命を落としてしまう」といったイメージを持ってしまいますが、コウモリの場合そんなことはなく、あの体長にしてみれば長寿なのです。
コウモリが長寿である理由はいくつかありますが、食べ物や遺伝的な要因もあると言われています。
コウモリが生活するのは、民家の屋根裏など敵に狙われにくい場所。
そのため命を落とすリスクが極めて少なく、生存率自体が高いのです。
しかし、雄は3年待たずに、1〜2年で死んでしまうことが多いです。
なぜなら、オスは一匹で行動するため、天敵に襲われる可能性が高く、協力して身を守る力が弱くなるのです。
コウモリが活動する時期
アブラコウモリが最も活発に活動するのは、4月から6月と9月から10月です。
アブラコウモリの1年の暮らしを見ていきましょう。
4月~6月
盛んに活動している。
7月~8月
出産と子育てを行う繁殖期。巣には飛ぶことができない子どもがいる。
9月~10月
盛んに活動している。交尾は冬眠前に行われる。
11月~3月
冬眠している。じっと動かないため、姿を見ることはない。
アブラコウモリが冬眠するのは、冬の寒さと食料不足から身を守るためで、冬を越したアブラコウモリは3月中旬〜3月下旬頃に目覚め、ふたたび活動を開始します。
コウモリの住処や巣
アブラコウモリは、民家を中心にさまざまな場所に棲み着いています。
都市部では数が多く、夕方に飛ぶことが多いので、見かけることが多いようです。
山間部に住みつくことはほとんど無いようで、自然の洞窟などに住んでいたことも殆どありません。
アブラコウモリは下記のような場所によく棲み着きます。
瓦の下
羽目板と壁の間
戸袋の中
天井裏
換気口
水切り部
コウモリは家族や数十匹の群れで生活していることが多く、暗くなってから行動する夜行性で、日没後の2時間に最も活発に活動します。
コウモリの巣ができやすい場所は、隙間が多いところです。
コウモリは1㎝~3㎝の非常に小さい隙間からでも侵入することができます。
時間が経つと、特に古い家では、壁にひびが入ったり、屋根に隙間ができたりすることがよくあります。
通常、古い家ほどコウモリの侵入を受けやすいので、壁にひび割れがないか、通気口がないか、屋根に穴が開いていないかなどをチェックしましょう。
コウモリは、雨風が当たらない暖かな場所に巣を作る可能性が高いです。
コウモリは人間と同じように、体温を一定に保たなければならない恒温動物です。
以下のような暖かい場所に巣を作り棲み着くケースがあるのです。
断熱材の入った壁の中
屋根裏
エアコンの室外機の裏
最近の住宅は断熱性に優れているため、コウモリはさまざまな場所で快適に生活することができます。
雨風をしのげる暖かい場所を探すことで、巣の場所を発見することができるのです。
コウモリは、餌となる昆虫が多く生息する場所に巣を作ることが多いです。
コウモリは小さな昆虫を食べるので、餌がたくさんあるところを好んで住みます。
近所に水場や公園、電灯など虫が集まる場所がある場合、コウモリが生息し、家を狙っている可能性があります。
昆虫がよく見られる場所に巣がないか、目を光らせてみてください。
コウモリの巣がありそうな場所は、周囲にぶら下がれる環境があるところです。
コウモリは天敵から身を守るためにぶら下がっています。
また、餌を探しに行くコウモリの休息所としても人気があり、一定の確率で棲み着かれます。
軒下などぶら下がれる環境がある場合は、周囲に隙間や穴ができていないかを確認しておきましょう。
コウモリって冬眠するの?
通常、哺乳類が冬眠することは基本的にありません。
哺乳類は気温の変化があっても体温を保つことができる「恒温動物」なので、気温が低下しても特段問題なく活動できます。
しかし、日本に生息するコウモリの多くは、冬の時期に冬眠します。
コウモリが冬眠するのは、寒さに弱いからではなく、食料が不足する冬を無傷で過ごすためです。
日本のコウモリは、蚊やヨコバイなどの小さな無脊椎動物を主食としており、特に冬場は昆虫を手に入れるのが難しいのです。
そんな時に、今まで通りの活動をしていたら、エネルギー不足で死んでしまいます。
秋から体内に脂肪を蓄え始め、餌の少ない冬を越すのに十分な量の脂肪を蓄えたところで冬眠に入ります。
冬眠するときは、体力を温存するために活動しません。
冬眠中のコウモリは、半ば仮死状態にあるといっても過言ではありません。
体温は外気温くらいまで低下し、心拍数は10分の1ほどで、呼吸は1分間に1回。
だから、少しでも長く生き続けるためには、活動を縮小する必要があるのです。
また、コウモリが冬眠するためには、より低い気温が必要です。
この状態を維持する方が都合が良いので、多くのコウモリはそのような状態を冬眠場所として選択します。
アブラコウモリの冬眠の時期は、11月中旬頃から3月頃までです。
冬眠は、気温がぐっと下がると始まります。
最近では、温暖化の影響などで冬眠をしないアブラコウモリもいます。
あまり寒くない気候なら、食べる虫もたくさんいて、冬眠しなくても冬を越せます。
アブラコウモリの冬眠場所は、屋根裏や瓦の下、壁の隙間などです。
普段の住処と冬眠場所を分ける種類もいますが、アブラコウモリは普段からねぐらとして棲み着いている場所をそのまま冬眠場所として使用します。
夏に家の周りでコウモリを頻繁に見かけたという方は、「最近見ないからもう安心!」と思っても要注意なのです。
その場所を出て行ったわけではなく、静かに冬眠している可能性が高くあるのです。
コウモリの繁殖について
アブラコウモリの繁殖力は非常に高いです。
生後10ヶ月頃に性成熟し、7月に1〜3匹の子供を一度に産みます。
生まれた子どもは1ヶ月で離乳し、飛ぶことができるようになります。
断熱材のある屋根裏などはコウモリにとってはとても快適な住処です。
このような環境だと爆発的に数が増えることもあります。
コウモリは「脊椎動物亜門・哺乳綱・コウモリ目」に属する哺乳類で、哺乳類と鳥類には子供の産み方に大きな違いがあります。
鳥類はまず卵を産み、孵化することで出生するのに対し、哺乳類は母親のお腹の中で子供を育てて出産します。
生まれた赤ちゃんは母親から母乳を与えられ、やがて巣から巣立っていきます。
コウモリが逆さまなのはなぜ?
コウモリは、餌を求めて飛んでいるときを除いて、自然に逆さまになっています。コウモリは「軽い体」と「発達した腱を持つ脚」によって、長時間逆さまの状態でいることができます。
逆さまになっても、体重や血液の循環量を減らせば、体調に影響はありません。特殊な設計を施した腱板は、長時間ぶら下がっていてもほとんどエネルギーを消費しません。面白いことに、コウモリは逆さにぶら下がって眠ることができ、その姿勢のまま死んでしまうこともよくあります。
鳥は二足歩行の恐竜など爬虫類から進化したため、二足歩行が可能ですが、
コウモリは四足歩行である哺乳類から進化しており、
後ろ足二本で立てる程丈夫に出来ているわけではないため、二足歩行をしません。
また、数少ないエネルギーを無駄に消費しないために、後ろ足で天井からぶら下がって
エネルギー消費を少なくし、寝るときには、冬眠中のように心拍数を下げ、
代謝を下げることで、省エネモードにしているのです。
これは、アブラコウモリが一日に500匹程の蚊を食べることなどに関係しており、
(蛾だったらもう少し数は減ります)毎晩500匹の蚊を食べるために、
エネルギーを温存していないと生きていけないためです。
さらに、コウモリを狙う捕食者が高い位置にはあまりいないことから、
ねぐらを天井部などにすることで、捕食者に狙われにくくするという効果もあります。
わたし達人間からすると、逆さまにぶら下がって寝ているなんて
とても疲れそうなイメージですが、これは体の造りの違いで、
コウモリは飛ぶことが運動のすべてと言ってもいい位で、
胸筋が発達しており、それ以外はほとんど身がついていません。
重力に従って、重い方を下にした方かいいのかもしれませんし、
ぶら下がるのによい場所を見つけたコウモリが、その部分を足で掴んだとき、
腱が「のこぎりの歯」のようなものを引き出し、足をしっかり固定させます。
この足を固定させるのに、コウモリはほとんど努力を必要としないため、
疲れて地上に落ちてしまうことなく、ぶら下がったまま眠ることが出来るのです。
コウモリのフンってどんな感じなの?
コウモリのフンは、病気や害虫をまき散らすとともに、家屋に被害を与える性質があります。
コウモリの痕跡を見つけたら、被害を拡大させないために、できるだけ早く対処することが重要です。
住宅の周辺にフンがあっても、それがコウモリのものなのか、ほかの生き物のものなのかを見分けることは難しいです。
コウモリとネズミの糞の見分けがつかない人も多いでしょうから、適切な対策を選択するのは難しいでしょう。
コウモリのフンの特徴とネズミのフンとの違いは、軒下などで乾燥したフンが落ちている場合はコウモリの可能性が高いでしょう。
逆に室内で湿っぽいフンを見かけた際にはネズミの可能性があります。
糞には病原体が含まれている可能性がありますので、確認の際は手袋やマスクの着用にご注意ください。
この10gのコウモリはあまり出ないように見えますが、実はかなりの頻度で排便しているのです。
また、アブラコウモリは群れで生活しているため、一箇所に大量の糞が溜まってしまうことが多いというデメリットもあります。
コウモリがフンをする場所は、主に屋外で、軒先や屋根の下、ベランダなどにフンが落ちていて壁にも付着しているという場合は、コウモリを疑ったほうがよいでしょう。
ネズミのフンは屋根裏や床下、玄関や外壁と断熱材の間など、室内のさまざまな場所に落ちているケースが多いです。
0コウモリは屋根裏など利用できる場所があれば室内で排泄することもありますが、屋外でもフンをしている場合は、コウモリを疑ってください。
コウモリに天敵はいる?
コウモリを脅かす存在はいるのかということが気になると思います。次はコウモリの天敵についてご説明していきます。
コウモリは猛禽類やヘビなど、さまざまな捕食者に狙われやすいのです。
コウモリは空を飛ぶため、地上の敵にはあまり襲われないのですがそれでも猛禽類に襲われた場合は叶いません。
コウモリは夜行性だが、フクロウなどの猛禽類は夜間に活動しますので、天敵と言えます。
蛇はどうでしょう。空を飛ぶことができないのにどうして天敵とされているのでしょうか。
理由は簡単で、住処で休んでいるときに狙われるからです。コウモリは体が小さいので小さな入り口でも巣をつくりますが、そうした入り口でも蛇は侵入できます。
住宅街にコウモリが増えた理由
コウモリは、雨風が避けられる暗い場所を探して住処としています。
コウモリの主な生息地は洞窟や銅穴で、周囲には樹木が生育しています。
しかし、日本で一番多いアブラコウモリは、民家に住みきます。
1.5センチほどの隙間があれば器用に民家に侵入出来てしまうので、天井裏や外壁との隙間を住みかとしていることもあるのです。
洞窟よりも人間の家の方が、一定の温度を保てるので住みやすいと思われるが、後者は季節によって極端に温度が変化します。
コウモリが冬眠するかどうかは気温に影響されるので、人家に住んでいる場合は、まったく冬眠しないこともある。
コウモリはおよそ10度を下回らないと冬眠しないのです。
コウモリは捕獲してはいけないのか
鳥獣保護法という法律用語を聞かれた方もいらっしゃると思います。
鳥獣保護法とは、正式には「鳥獣の保護および狩猟の適正化に関する法律」といいます。
この法律の目的は、環境省によると「鳥獣の保護及び狩猟の適正化を図り、もって生物の多様性の確保、生活環境の保全及び農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、自然環境の恵沢を享受できる国民生活の確保及び地域社会の健全な発展に資すること」 と言われています。
むやみやたらに鳥獣を飼育したり、捕獲することは禁止されている、ということです。
鳥獣保護法に含まれる動物は、鳥類と哺乳類に該当するすべての野生動物です。駆除や捕獲の取り組みを行う前に、まず特定の国の機関から承認を受ける必要があります。
厚生省の衛生害獣リストには多くの動物が含まれているが、ドブネズミや一部の海生哺乳類はその中に含まれていない。
鳥獣保護法の対象であるため、害鳥であるコウモリを駆除をしなければならない場合は許可が必要です。
コウモリが保有している菌や感染症
世界各地でコウモリのウイルス感染が確認されています。
病原体を扱う上で心配な病気は狂犬病だけではありません。このような危険な生物から感染するケースとして、他にもさまざまな病気が報告されています。
日本獣医学会の報告によると、日本では最近、アブラコウモリなどのコウモリが原因で病気になった例はありませんが、だからといって安全とは言い切れません。
コウモリは野生動物であるため、未知の病気を持っていることも否定できないのです。
コウモリは病気を持っている可能性があるので、素手では絶対に触らないようにしましょう。
コウモリの寄生虫は、菌類やウイルスではありませんが、コウモリに寄生することがあります。
寄生虫が体内に侵入すると、感染症や湿疹、腫れ、かゆみなど、さまざまな問題が発生する可能性があります。
動物の死体にも菌が付着していることがあるので、発見したときは二重の注意が必要です。
コウモリは生死の区別がつかないため、死んだと思い込んで触ると噛まれることがあります。
コウモリの死骸を発見した場合は、素手で扱わないようにしましょう。
ほうきやちりとりで掃除してください。
そして、コウモリに噛まれた場合は、傷口をきれいにして、すぐに病院へ行きましょう。
家のどこから入ってくる?
コウモリの侵入ポイントとして、窓やドアのすきまです。
コウモリは体長3cmほどの小さな生き物で、1〜2cmの穴から侵入することができます。
昆虫は、街灯など光を求めて光のある家に集まります。コウモリも周囲に照明など虫が集まる場所があれば集まります。
エサとなる虫をコウモリが追ってくるということです。
換気口やその他の開口部は、コウモリにとって格好の侵入口となっています。
換気口や扉を覆うカバーが破損していないか確認する。
コウモリは、長い間使っていない部屋の換気口や通気口を住処にすることがあります。
その場所で排泄すると、糞の粒子が室内に入り込んでしまうのです。
コウモリはエアコンと室外機の間に入り込み、その隙間から家の中に侵入してきます。
コウモリは、壁と天井の間に1~2cmの隙間があるだけで侵入してきます。”コウモリが家に侵入している!”コウモリの侵入が心配な方は、エアコンのホースが通っている部分に穴が開いていないか探してみてください。
コウモリは通常、屋根と壁の間のわずかな隙間から家の中に侵入します。
瓦屋根の場合、瓦と瓦の間が開いている家が多く、そのためにコウモリが侵入することがよくあります。
特に、長い間使用され、劣化が始まっている構造物であれば、なおさら確認が必要です。
屋根裏や天井裏にコウモリが生息している場合は、この部分を確認することが大切です。
営巣しやすい場所
コウモリは屋根裏や軒下など、「雨風をしのげる暖かさ」「開けた空間」「食べる虫」「集まれる場所」がある場所を好んで巣を作ります。
「巣を作る」といっても、ツバメの巣やハチの巣のようなものではありません。
アブラコウモリは、以下のような場所を「巣」として集団で棲み着くのです。
雨風を防げる暖かい場所
侵入するための隙間がある
虫が集まりやすい場所
ぶら下がる場所がある
日本国内で見かけられるコウモリは、ほとんどが「アブラコウモリ」という種類で、別名「イエコウモリ」とも呼ばれています。
コウモリは、軒下や屋根裏など、人家の中の暗くてひっそりとした場所によく巣を作ります。
他の動物が通れないような狭い隙間や小窓から侵入し、体の小ささを生かしています。
人や動物が居場所を特定しにくいので、コウモリにとっては快適な生息環境といえるでしょう。
コウモリは巣を作ると人体に害を及ぼすと言われており、家に住み着くと鳴き声がうるさくて迷惑になることもあります。
さらに、コウモリの糞が蓄積されると、嫌な臭いがしたり、天井などにシミができたりと、様々な問題が発生します。
コウモリを発見したら、すぐに駆除業者に依頼することをおすすめします。
自宅にコウモリの巣がある場合は、一刻も早くコウモリを駆除する必要があります。
放っておくと、コウモリはどんどん繁殖し、その駆除は難しくなってしまいます。
どのくらいの隙間から侵入してくる?
先述しましたが、1cm程度の隙間があれば屋内へ侵入することができます。
築年数が経っている家ですと、劣化で壁に隙間ができることがあるので特に注意が必要です。
コウモリ駆除は専門の業者へ依頼を!
コウモリは鳥獣保護法の対象であり、駆除や捕獲が規制されています。
また、病気の原因となる菌も多く持っている為、個人での駆除をお薦めできません。
お困りの内容も様々だとは思いますが、コウモリは記述してきましたように勝手に駆除もできなければ、傷つけることも許されていません。
違法すると罰せられる恐れがあります。
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