事例1：納屋で繁殖したアライグマの大家族（みやま市）

お客様情報

• お名前： 西田様（仮名）
• 築年数： 築45年（納屋）
• お住まいの地域： みやま市瀬高町大江
• お客様評価：★★★★★
• お悩み期間： 約7ヶ月
• ご家族構成： ご夫婦と高齢のお父様

依頼背景

「農機具を保管している古い納屋で、秋頃から『ガサガサ』という音が聞こえ始めました。春になると複数の鳴き声が聞こえるようになり、納屋の中を確認すると、あちこちに糞が散乱し、悪臭が漂っていました。農機具のシートも破られ、配線がかじられているものもありました。アライグマが繁殖しているようで、このまま放置すれば母屋にまで侵入してくるのではと不安になり、急いでご相談させていただきました。」

施工の様子

納屋の調査を行ったところ、予想以上に深刻な状況で、親子合わせて5頭のアライグマが巣を作り、大量の糞尿で納屋内が汚染されていました。まず、大型の捕獲器を複数設置し、2週間かけて全頭を捕獲。侵入経路は納屋の壁板の隙間と屋根の破損部分で、これらを農業施設に適した頑丈な資材で完全に補修・封鎖しました。納屋内は専用の高圧洗浄機で清掃し、業務用消毒液で徹底的に除菌・消臭。破損した農機具の状況も確認し、今後の保管方法についてもアドバイスさせていただきました。

お客様の感謝の声

「まさか5頭も住み着いていたとは驚きました。あの悪臭と不衛生な環境から解放され、やっと納屋を安心して使えるようになりました。農機具の被害も最小限で済み、大事に至る前に対処できて本当に良かったです。父も『これで安心して農作業の準備ができる』と喜んでおります。納屋が新しくなったように綺麗になり、感謝の気持ちでいっぱいです。」

会社からのお礼

西田様、農業に欠かせない大切な納屋と農機具を守ることができ、心より嬉しく思います。お父様と共に続けてこられた農業を、これからも安心して営んでいただけるようお手伝いできましたこと、スタッフ一同光栄に存じます。今後も何かございましたら、お気軽にご相談ください。

事例2：古民家の囲炉裏部屋に侵入された（みやま市）

お客様情報

• お名前： 井上様（仮名）
• 築年数： 築70年
• お住まいの地域： みやま市山川町尾野
• お客様評価：★★★★★
• お悩み期間： 約4ヶ月
• ご家族構成： ご夫婦

依頼背景

「代々受け継いできた古民家で暮らしていますが、冬の間に囲炉裏のある座敷で物音がするようになりました。朝起きると、仏壇にお供えしていた果物が荒らされていたり、床に足跡がついていたりして、最初は狐か何かかと思っていました。ある晩、物音で目が覚めて確認すると、アライグマが堂々と部屋の中を歩いていて、本当に驚きました。大切な古民家を傷つけたくない思いと、文化財的価値もある建物なので、慎重に対処してくださる業者を探していました。」

施工の様子

歴史ある古民家という特性を最大限に尊重しながら、慎重に作業を進めました。調査の結果、床下の通気口と、古い土壁の隙間から侵入していることが判明。まず、建物の美観と構造を損なわないよう配慮しながら、捕獲器を目立たない場所に設置し、1頭の成獣を捕獲しました。侵入経路の封鎖は、古民家の景観に調和する素材を選定し、伝統的な工法も取り入れながら施工。床下の清掃・消毒も、建物を傷めない薬剤を使用し、丁寧に実施しました。お客様と相談しながら、古民家の価値を守りつつ、確実な対策を講じることができました。

お客様の感謝の声

「先祖代々の家を大切にしながら対処していただき、本当に感謝しています。古い建物なので難しいかと思っていましたが、景観を損なわず、むしろ補修もしていただいて、家が少し若返ったようです。もうアライグマに怯えることなく、安心して囲炉裏を囲むことができます。伝統的な日本家屋への理解と配慮に、プロの技術を感じました。心から安心してお任せできました。」

会社からのお礼

井上様、歴史と伝統が息づく大切なお住まいを守るお手伝いができ、大変光栄に存じます。文化的価値のある建物の保全と、現代の快適な暮らしの両立という難しい課題に、ご理解とご協力をいただきありがとうございました。これからも末永く、この美しい古民家で穏やかにお過ごしください。

事例3：ビニールハウスの苗が全滅寸前に（みやま市）

お客様情報

• お名前： 原田様（仮名）
• 築年数： 築12年（ビニールハウス）
• お住まいの地域： みやま市高田町江浦町
• お客様評価：★★★★★
• お悩み期間： 約2ヶ月
• ご家族構成： ご夫婦と成人したお子様2人（家族経営）

依頼背景

「イチゴ栽培のビニールハウスで、育成中の苗が次々と引き抜かれたり、実が食べられたりする被害が続きました。一晩で何十株もやられることもあり、このままでは今シーズンの収穫が全滅してしまうという危機的状況でした。家族総出で育ててきた苗が無残な姿になっているのを見るたび、悔しさと無力感で押し潰されそうでした。カメラを設置して犯人を確認したところ、アライグマが毎晩のように侵入していることが分かり、一刻も早い対策が必要でした。」

施工の様子

農業施設への被害は経営に直結するため、最優先で対応させていただきました。調査の結果、ビニールハウスの入口の隙間と、換気用の開口部から侵入していることが判明。まず、ハウス周辺に複数の捕獲器を設置し、3日間で2頭のアライグマを捕獲しました。ビニールハウスの全ての開口部に、通気性を保ちながらアライグマを防ぐ専用ネットを設置。さらに、ハウス周辺に電気柵を設置し、二重の防御システムを構築しました。夜間センサーも設置し、侵入があればすぐに気づけるようにしました。残った苗の状態も確認し、栽培再開に向けたアドバイスも提供させていただきました。

お客様の感謝の声

「本当に迅速に対応していただき、残りの苗を守ることができました。電気柵とネットの二重対策のおかげで、その後一度も被害に遭っていません。今シーズンの収穫は何とか間に合い、家族全員で安堵しました。農業で生計を立てている私たちにとって、作物を守ることは生活を守ることです。絶望的な状況から救っていただき、家族一同、心から感謝しております。」

会社からのお礼

原田様、ご家族の生活を支える大切な作物を守ることができ、スタッフ一同本当に嬉しく思います。農家の皆様の日々の努力と苦労を無駄にしないよう、全力でサポートさせていただきました。今後も豊かな収穫が続きますよう、心よりお祈りしております。

事例4：ペットのドッグフードを狙って侵入（みやま市）

お客様情報

• お名前： 村上様（仮名）
• 築年数： 築8年
• お住まいの地域： みやま市瀬高町坂田
• お客様評価：★★★★★
• お悩み期間： 約3ヶ月
• ご家族構成： ご夫婦と小学生のお子様3人

依頼背景

「庭で飼っている大型犬のドッグフードが、毎晩のように無くなっていました。最初は犬が全部食べているのかと思っていましたが、ある夜、犬が激しく吠えるので外を見ると、アライグマが犬小屋の前でドッグフードを食べていました。犬も怖がって小屋の中に入ってしまい、それ以来、外に出るのを嫌がるようになってしまいました。子どもたちも犬が心配で、庭で遊ぶのを怖がるようになり、早急に何とかしなければと思いました。」

施工の様子

ペットと小さなお子様がいらっしゃるご家庭ということで、安全性を最優先に作業を進めました。調査の結果、裏山から庭へ降りてきて、犬小屋周辺のドッグフードを目当てに侵入していることが判明。庭に捕獲器を設置し、犬やお子様が触れないよう安全柵で囲いました。1週間で1頭の成獣を捕獲。裏山側の庭の境界に、ペットにも安全な電気柵を設置し、アライグマの侵入を物理的に防止しました。さらに、ドッグフードの保管方法についてもアドバイスし、アライグマを誘引しない環境づくりをサポートしました。

お客様の感謝の声

「施工後、愛犬も安心して外に出られるようになり、子どもたちも元気に庭で遊んでいます。アライグマが現れなくなって、家族みんなが安心して暮らせるようになりました。ペットや子どもへの安全配慮も完璧で、作業中も丁寧に説明していただき、不安なく任せることができました。大切な家族の一員である犬を守っていただき、本当にありがとうございました。」

会社からのお礼

村上様、大切なご家族とペットの安全を守ることができ、心より嬉しく思います。お子様たちが安心して庭で遊べる環境、愛犬が安心して過ごせる空間を取り戻すお手伝いができましたこと、スタッフ一同大変光栄に存じます。これからも笑顔あふれる毎日をお過ごしください。

事例5：神社の社務所が荒らされる被害（みやま市）

お客様情報

• お名前： 松本様（仮名）
• 築年数： 築55年（社務所）
• お住まいの地域： みやま市山川町立山
• お客様評価：★★★★★
• お悩み期間： 約5ヶ月
• ご家族構成： 単身（宮司）

依頼背景

「宮司として管理している神社の社務所で、お供え物が荒らされたり、賽銭箱の周りに糞が落ちていたりする事態が続いていました。参拝者の方々からも『境内で動物を見た』という声が寄せられ、神聖な場所が汚されていることに心を痛めていました。ある朝、本殿の縁側でアライグマが堂々と佇んでいる姿を見て、これは専門家に相談しなければと決意しました。地域の信仰の場でもあり、一刻も早く清浄な環境を取り戻したいと思いました。」

施工の様子

神社という特別な場所であることを深く理解し、信仰の場にふさわしい敬意を持って作業を進めました。調査の結果、裏山の森林と直結している立地条件から、複数のアライグマが神社を通り道として利用していることが判明。社務所の床下と、本殿周辺の隙間を侵入経路として使っていました。神社の景観を損なわないよう、目立たない場所に捕獲器を設置し、2週間で3頭を捕獲。侵入経路は、神社建築の美観に配慮した素材で封鎖し、境内全体を清掃・消毒しました。裏山側には忌避剤を散布し、アライグマが近づかない環境を整備。参拝者の安全も考慮し、夜間の見回りポイントについてもアドバイスさせていただきました。

お客様の感謝の声

「神聖な境内に再び清浄な空気が戻り、心から安堵しております。参拝者の皆様も安心してお参りできるようになり、『境内が綺麗になりましたね』とお声をかけていただくことも増えました。神社という特別な場所への配慮と、丁寧な作業に、真のプロフェッショナルを感じました。地域の信仰を守る大切な場所を清めていただき、深く感謝申し上げます。」

会社からのお礼

松本様、地域の皆様の心の拠り所である神社を、清浄な状態に戻すお手伝いができましたこと、大変光栄に存じます。信仰の場という特別な環境への理解と配慮を評価していただき、スタッフ一同身の引き締まる思いです。これからも地域の皆様が安心してお参りできる環境が続きますよう、心よりお祈り申し上げます。

Q1. みやま市は山川みかんの産地として有名ですが、みかん園はアライグマの被害に遭いますか？

A1. はい、深刻な被害に遭います。山川みかんは糖度が高く、皮が薄いため、アライグマにとって最高のごちそうです。収穫直前の完熟みかんを狙って食べたり、木に登って枝ごと折ったりする被害が多発します。年間約1万トンもの生産量を誇るみやま市のみかん園にとって、アライグマ対策は死活問題となっています。果樹園では電気柵の設置や、収穫時期の見回り強化が必要です。

Q2. みやま市は矢部川が流れ、クリーク（水路）が網の目のように張り巡らされています。これはアライグマの生息にとってどのような影響がありますか？

A2. アライグマにとって極めて理想的な生息環境を提供してしまっています。矢部川やクリークには、カエル、ザリガニ、魚などのエサが豊富にあり、一年中食料に困りません。また、水路そのものが安全な移動経路となり、市内全域に行動範囲を広げることができます。みやま市の豊かな水郷地帯は、アライグマの繁殖と拡散を助ける大きな要因となっています。

Q3. みやま市瀬高地区の古い木造家屋に住んでいます。アライグマはどんな隙間から侵入しますか？

A3. アライグマは、大人の握りこぶし程度の隙間（直径約10cm）があれば、頭から侵入することができます。瀬高地区のような古い木造家屋では、屋根瓦のズレや壁板の老朽化による割れ目、床下の換気口の破損部分などが主な侵入経路になります。特に筑後平野の湿気が多い環境では木材の劣化が進みやすいため、定期的な点検が重要です。

Q4. アライグマは、家の柱や木製の建具をかじりますか？

A4. はい、かじります。アライグマも歯が伸び続けるため、柱や梁などの木材をかじって歯を研ぐことがあります。また、侵入経路を広げるために木材をかじることもあります。屋根裏に住み着いた場合、巣の周辺にある木材を削って巣材にすることもあります。室内に入り込んだ場合は、パニックになって家具や建具をかじる可能性もあります。

Q5. みやま市特産の「セロリ」を栽培している農家です。アライグマはセロリに被害を与えますか？

A5. アライグマが直接セロリを食害することは多くありませんが、畑を荒らされる被害が起こる可能性があります。西日本一の収穫量を誇るみやまのセロリ畑には、昆虫やカエルなどアライグマのエサが豊富なため、それらを探しに侵入してきます。その際に、ハウスのビニールを破ったり、畑の畝を崩したり、植え付けたばかりの苗を踏み荒らしたりする間接的な被害が考えられます。

Q6. 山川地区でいちご（あまおう）を栽培しています。アライグマはいちごを食べますか？

A6. はい、大変好んで食べます。「あかい、まるい、おおきい、うまい」で有名な「あまおう」は、その甘さゆえにアライグマにとっても魅力的なターゲットです。収穫直前の完熟いちごを選んで食べたり、ハウスに侵入して株ごと荒らしたりする被害が多発します。高価な農作物だけに、電気柵やハウスの隙間対策など、徹底した防御が必要です。

Q7. 夜間に庭のゴミ箱が荒らされます。有明海の近くに住んでいますが、アライグマの可能性はありますか？

A7. 可能性は非常に高いです。有明海沿岸は水辺に近く、アライグマの生息に適した環境です。夜間にゴミ箱が荒らされる場合、アライグマが犯人であることが多いです。アライグマは手先が器用なため、簡単なロック付きのゴミ箱では、いとも簡単に蓋を開けて中身を漁ってしまいます。特に海苔の加工場や水産加工施設が多い地域では、魚介類の残りがアライグマを引き寄せやすくなります。

Q8. アライグマは、一度に何頭くらいの子どもを産むのですか？

A8. アライグマは繁殖力が非常に強く、春に一度の出産で平均3〜5頭の子どもを産みます。生まれた子どもは、約1年で性成熟し、次の年にはもう繁殖を始めます。天敵がほとんどいない日本の環境では、対策をしなければネズミ算式に増え続けてしまいます。みやま市のような水辺とエサが豊富な環境では、特に繁殖しやすい傾向があります。

Q9. 矢部川沿いで、アライグマの「ためフン」を見つけました。どう処理すればいいですか？

A9. アライグマのフンには、人体に有害な寄生虫（アライグマ回虫）の卵が含まれている危険性があるため、絶対に素手で触らないでください。マスクとゴム手袋を着用し、フンを乾燥させないように（卵が飛散しないように）霧吹きなどで少し湿らせてから、ホウキとチリトリで集めます。集めたフンはビニール袋に二重に入れ、しっかりと口を縛って可燃ゴミとして処分してください。

Q10. アライグマの捕獲に、市販のネズミ捕り用のカゴは使えますか？

A10. 使えません。ネズミ捕り用のカゴはサイズが小さすぎる上に、強度が全く足りません。アライグマは力が非常に強く、簡単にカゴを破壊して脱出してしまいます。アライグマを捕獲するには、専用に作られた頑丈な「箱わな」が必要です。素人が安易に捕獲を試みるのは危険なので、まずは市役所に相談してください。

Q11. アライグマは泳ぎが得意だと聞きました。クリークや矢部川を泳いで渡ることはできますか？

A11. はい、得意です。アライグマは泳ぎが非常にうまく、数メートルから十数メートル幅の川やクリークなら、問題なく泳いで渡ることができます。そのため、みやま市のように水路で区画された農地が多い地域では、アライグマにとって水路は全く障害にならず、自由に行き来できてしまいます。筑後平野の水郷地帯は、かえってアライグマの移動を助けてしまっているのです。

Q12. みやま市でアライグマを捕獲した場合、市役所に連絡すれば引き取ってもらえますか？

A12. 必ずしも引き取ってもらえるとは限りません。捕獲したら、速やかにみやま市役所の農林水産課に連絡してください。市の方針や箱わなの貸し出しなどについて、詳しく案内してもらえます。捕獲後の処理方法についても指示を受けることができます。

Q13. アライグマの侵入を防ぐために、換気口に金網を張りたいのですが、どんな種類の金網が良いですか？

A13. 網目の細かい（1cm角以下）、頑丈な金属製の金網（ワイヤーメッシュなど）を選んでください。プラスチック製のネットや、網目の粗い金網では、アライグマが爪で引きちぎったり、こじ開けたりしてしまいます。また、取り付けが甘いと剥がされてしまうので、ネジやタッカーでしっかりと固定することが重要です。筑後平野の湿気の多い環境では、錆びにくいステンレス製がおすすめです。

Q14. 清水山の近くで、夜に動物を見ました。タヌキとの見分け方を教えてください。

A14. 最も分かりやすい違いは、顔と尻尾です。アライグマは目の周りが黒く、タヌキのような模様ですが、タヌキよりも黒い部分がはっきりしています。また、アライグマの尻尾にはフサフサで黒い縞模様があり、長く太いのが特徴です。タヌキの尻尾は縞がなく、短くてフサフサしています。体格もアライグマの方がやや大きく、前足を器用に使って物をつかむ動作が見られます。

Q15. アライグマは、どんな音や匂いを嫌がりますか？

A15. アライグマは、オオカミなどの天敵の尿の臭いを配合した動物忌避剤や、木酢液やニンニクなどの刺激臭を嫌う傾向があります。ただし、これらは一時的な効果しかなく、空腹だったり、安全な場所だと学習したりすると、臭いに慣れて再び現れることが多いです。あくまで補助的な対策と考えましょう。

Q16. みやま市では、アライグマの被害は農業被害と家屋侵入、どちらが多いですか？

A16. みやま市は農業が盛んな地域のため、特に農業被害が深刻です。山川みかん、あまおう、セロリ、なすなどの高価な農作物が狙われています。一方で、瀬高地区や高田地区などの住宅地では、屋根裏への侵入による糞尿被害や騒音被害も多発しています。特にクリーク沿いの地域では、農地と住宅地を自由に行き来するため、両方の被害が同時に発生しやすい傾向にあります。

Q17. アライグマに子どもが生まれるのは春とのことですが、その時期に特に注意すべきことは何ですか？

A17. 春から夏にかけては、母アライグマが子育てのために非常に神経質になり、攻撃的になります。また、エサを大量に必要とするため、より大胆に民家や畑に侵入してきます。この時期に屋根裏で物音がしたら、子育てをされている可能性が高いです。子育て中のアライグマは特に危険なので、絶対に手を出さず、すぐに専門家や市役所に相談してください。

Q18. 「道の駅みやま」のようなイベント施設で出るゴミは、アライグマを誘引しますか？

A18. はい、非常に強く誘引します。道の駅みやまでは地元産の農産物や有明海の鮮魚などを扱っており、その残りや生ゴミは、アライグマにとって最高のごちそうです。営業中はもちろん、閉店後のゴミの管理が不十分だと、その匂いに誘われて周辺のアライグマが集まってきてしまい、その地域に定着してしまう原因にもなります。商業施設では特に厳重なゴミ管理が重要です。

Q19. アライグマは、一度侵入した家に、翌年以降も戻ってくることはありますか？

A19. はい、戻ってくる可能性は高いです。特に、その家で無事に出産・子育てができたメスは、その場所を安全な巣だと記憶し、翌年以降も同じ場所で繁殖しようとします。また、そこで生まれた子どもも、成長して同じようにその家や近所の家を巣として利用することがあります。一度侵入を許すと、世代を超えて継続的な被害につながりやすいのです。

Q20. アライグマの被害で困っています。みやま市での最初の相談窓口はどこですか？

A20. まずは、みやま市役所の農林水産課に連絡してください。被害の状況や場所を具体的に伝えることで、今後の対策についてのアドバイスや、箱わなの貸し出しなど、市の支援制度について詳しく教えてもらえます。個人で危険な対応をする前に、必ず行政の専門窓口に相談することが、安全な解決への第一歩です。みやま市は農業が基幹産業のため、農業被害対策にも力を入れています。