梅雨の時期は、住まいにさまざまなトラブルが多く発生します。
梅雨が始まると気温も上昇し、湿度も高くなりジメジメとした嫌な季節になります。
そんな時期に生じる住宅トラブルはどのようなものがあるのでしょうか?
もともと日本は高温多湿な気候で、湿気が多い環境です。
梅雨の時期や、夏にはジメジメとした湿気の多い状態が続くことや、
冬は室内外の温度差で結露をおこしやすく、さまざまな自然環境が
大きく関係し、住宅には多くの厄介な問題が発生してしまいます。
特に梅雨の時期は、害虫の発生やカビ・ダニの繁殖、結露や腐朽など
高湿度によるトラブルが発生しやすい条件が整ってしまいます。
⇈左から畳のカビ・ダニ・窓の結露・床下木材の腐朽
さらに梅雨だけでなく、ここ数年は梅雨明けしても
ゲリラ豪雨など大気が不安定で降雨量も多く、湿度の高い状態が続きます。
湿気が住まいに与える悪影響
梅雨だから湿気が多いのは仕方ない…と放っておくと、
浴室や台所などの水廻りをはじめ、押入れ、クローゼットなどの収納庫、
畳などの普段からよく水を使用する場所や風通しの悪い場所などで
湿気がこもりがちになり、結露やカビが生じやすくなります。
湿度が高いと住まいにはさまざまな悪影響があります。
住宅の湿気が原因で発生する問題 | |
結露 | 台所や浴室などの水廻り、押入れ、クローゼット、畳などの風通しの悪い場所や窓ガラス、サッシに結露が生じやすくなる。 床下や壁の中でも結露は生じる。 |
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カビ | 結露を放置しておくと、水分が多いためカビが発生しやすくなる。 |
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ダニ | カビをエサとするダニの発生や繁殖につながる。 |
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腐朽 | 結露が床下や壁の中で生じると、木材腐朽菌が発生し木を腐らせる原因となる。特に家を支える重要な構造材を腐食すると家の耐久性・耐震性に問題が発生する。 |
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害虫 | 腐った木材はシロアリのエサとなる。腐朽菌で弱った部材にシロアリの被害をうけると、より家の耐久性・耐震性に問題が発生する。 |
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疾患 | カビやダニによって喘息や花粉症、皮膚炎、その他アレルギーなどの疾患の大きな原因となる。また食中毒や感染症などの健康被害が発生することもある。 |
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家が長持ちしなくなる |
湿気は室内への影響だけでなく、もともと湿気の多い床下や壁の中などにある
結露を放っておくと、カビだけでなく木が腐れる原因の木材腐朽菌の発生や、
シロアリなどの害虫が好む環境となってしまい、さまざまな問題が発生します。
つまり室内の湿気だけを取り除いても、床下や壁の中などに湿気が多いと、
床下の湿気は、室内へと床材を通り抜け上がっていき、
畳やじゅうたんなどを湿らせ、押し入れの中にまで侵入してきます。
床下の湿気は、単に床下の問題だけでは済まないことが多くあります。
(床下の湿気は室内まで侵入。あなたの家は大丈夫?についてはコチラ)
室内の湿気が多いとは不快感や、結露の発生など目に見えることも多いため、
結露のこまめな拭き取りや、エアコンのドライ機能を活用したり、除湿機の使用、
ライフスタイルを改善したりすることで湿度を下げることが可能ですが、
床下や壁の中の湿気は、なかなか気付きにくい場所であることや、
見えない場所であるため、普段から湿気対策をすることがありません。
そのため床下の湿気はこもりがちになり、
さまざまなトラブルの原因となるため、しっかり湿気対策が必要です。
室内の湿気対策
普段から湿度の高い浴室や台所、結露が生じているサッシや窓ガラス、
閉めきったままで空気が湿気がこもりがちな押し入れやクローゼット、
掃除が行き届かないエアコンや家具などが密接している壁など
住まいの中にはカビが繁殖しやすい場所があります。
そもそもカビは、発生条件を満たしていなければ発生・繁殖しません。
カビの発生条件 | |
適度な温度 | 10~40℃ (適温は約20~30℃) |
水分 (湿気) | 湿度が高いほど繁殖しやすくなる |
栄養分 | 有機化合物 (ホコリ・垢・雑菌など) |
空気 | 酸素が必要 |
この4つの発生条件のひとつでも欠ければ、カビは発生しません。
上記の4つの項目が重なり合うことで、カビの繁殖がすすみます。
カビの栄養となるものを取り除くには、普段からこまめな掃除をすることが大事です。
しかしカビの胞子は実際に目には見えず、カビが定着した時も見えません。
どんなにこまめな掃除を行っていても、実は畳やビニールクロスなど
掃除を行ってもそれ自体を栄養とするカビの種類があるため、
簡単なようで、取り除くことが難しいでしょう。
適度な温度も、わたし達が快適に暮らすためには必要な項目です。
また空気もわたし達が生きていく上で必要不可欠なものです。
ということは、コントロールすることが可能なのが「湿度」となり、
住まいの中で快適に過ごすには「湿気対策」が大切です。
現代の建物は快適化が進み、室内の気密性が以前より高まっており、
夏は涼しく、冬は暖かいといった便利で快適な住宅となった反面、
室内の空気や湿気がこもりやすくなり、
日頃から通風や換気を行っていないと湿気の多い住宅となってしまいます。
そこで室内の湿気対策では、具体的にどのようなことを行えばいいのでしょうか?
まず湿気の原因は、梅雨時期や夏季は特に雨が多いことや、
現代の高気密住宅の普及、共働きの増加などによって昼間部屋を閉めていることが多いなど
時期的なものや住宅の構造や生活環境の変化によるものが多いでしょう。
☑ 換気
湿気対策の基本は換気することを心掛け、湿気を逃がすことです。
天気が良く、晴れた日には家中の窓を開けて換気を行いましょう。
換気の際には、浴室・トイレ・押入れ・クローゼットなども全て開けておくと効果的です。
冬場はせっかく暖まった部屋の窓を開けるなんて…と億劫になりがちですが、
特に冬に多い結露やインフルエンザなどの感染症予防にも繋がります。
また特に押入れやクローゼットなどは湿気がこもりがちになるため、
扇風機などで空気の流れをつくり、通風すると湿気も逃げます。
ぎゅうぎゅうに詰め込んだものも、ゆとりをもって収納すると良いでしょう。
他にも家具同士や壁などと密着させずに、
数センチ程隙間を開けておくなど、換気をしながら通風することが大切です。
浴室やトイレの換気扇は常に回したままにするなど換気を心掛けましょう。
炊事中も湿度上昇の原因となるので、換気扇を回しましょう。
24時間換気システムがある場合は、止めずに常に換気を行いましょう。
※注意
天候の悪い日や雨が長く続く時には、換気によって湿度の高い空気が室内に入ります。
その場合は以下の除湿機などの対策をすることをオススメします。
☑ 除湿
エアコンの利用や、除湿機の利用、結露時には結露対策グッズの使用など
効率よく除湿することが出来ます。
また部屋干しは室内の湿度を約10%上昇させると言われています。
湿度が低くなる真冬などは効果的な場合もありますが、
梅雨の時期や夏場など特に湿度の高い時期に、外に干せない場合は、
洗濯乾燥機や浴室乾燥機など効果的に利用するようにしましょう。
乾燥機などがないご家庭で、どうしても部屋干ししなくてはならない場合は、
部屋干しの洗濯物の下に新聞紙を敷いたり、扇風機を回したりしてみましょう。
☑ ライフスタイルの見直し
洗った食器や使用後の傘などは必ず完全に乾かしてから片付けましょう。
他にも雑巾がけをする場合など、天候の悪い日には乾拭きを行うなど
日頃のちょっとしたことを考えるだけでも湿気対策には有効です。
下駄箱や押入れ、クローゼットなどに新聞紙を詰め込んだり、
スノコを置いたり木炭を湿気の多い場所に置いたりなど
ホームセンターなどでも除湿グッズや対策に必要なものが安価で販売しています。
日頃からのライフスタイルを見直したり、
対策グッズを利用するなど効果的に湿気対策を行ってみましょう。
また部屋の湿気は、床下の湿気が原因の場合もあります。
床下の湿気を放置しておくと、ただでさえ空気の流れが悪い床下では
高温多湿の状態が長く続き、カビや腐朽菌の発生や、シロアリの好む環境となります。
そして床下の湿気は、室内への悪影響も及ぼす場合があります。
(床下の湿気は室内まで侵入。あなたの家は大丈夫?についてはコチラ)
床下の湿気対策
床下の湿気の原因は、
○敷地の土壌そのものが湿気ている場合
○床下や敷地内の通風が良くない場合
○アクシデントにより土壌の水分が通常より多くなってしまう場合
など多数の原因が考えられます。
普段生活する空間の湿気対策も重要ですが、
床下空間は室内の湿気の発生源にもなる場合もあるため、床下の湿気対策も重要です。
床下の湿気対策 | |
換気口 | 耐震性に問題が発生しないよう注意しながら 新たに換気口を設けたり、 換気口を大きくしたりし、通気をよくする。 |
点検 | 床下にもぐる専門の業者での定期的な点検により、的確なアドバイスをもらえる。 何らかの被害が発生している場合も 早期に発見することが出来る。 |
床下換気扇 | 換気口からの自然換気だけでは十分ではない場合 など、強制的に湿った空気を排出し、 風の流れをつくりだす。 |
床下除湿機 | 床下にたまっている湿気を水に換えて排水する。 特に湿気が多い水廻りの床下に最適。 |
調湿材 | 半永久的に繰り返し吸放質が可能。 周囲の湿度が高い場合は湿気を吸収し、 乾燥時には湿気を排出する。 |
ビニールシート | 手軽で安価な方法。 しかし通気口が十分にある場合のみ有効。 |
(床下環境改善 床下の湿気を取り除きましょうについてはコチラ)
床下の湿気の具合や、建物の構造に応じて上記の表のような対策をしたり、
併用したりすることにより、床下の環境改善に大きな効果を発揮します。
これから湿気の高い状態が続く時期となりますが、湿気対策や
床下の無料点検、各種ご相談などお気軽にご連絡ください。
(株)プログラントではお客様第一主義としています。
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スペシャリスト
藤井 靖光
株式会社プログラント 代表取締役
日本有害生物対策協会 理事
- 取得資格
-
・公益社団法人 日本しろあり対策協会シロアリ防除士13510
・公益社団法人 蟻害腐朽検査士 熊本県-17-0042
・一般社団法人 住宅基礎コンクリート保存技術普及協会
住宅基礎コンクリート保存技術士J21-0211
・一般社団法人 熊本県労働基準協会 特定化学物質四アルキル鉛等作業主任者
第4350号
・KOBELCO高所作業車第17号ー6・ロープ高所作業91
・狩猟免許・罠猟免許 - 得意なジャンル
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-
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