
米袋やパンの袋に小さな穴があり、棚に食べかすが散らばっている。「袋だけなら大丈夫?」「同じ棚の食品も全部捨てるべき?」と迷う場面です。
ネズミによる被害が疑われる食品は、まず食べるのを止めてください。見た目やにおい、味見だけで安全とは判断できません。一方で、近くに置いてあったという理由だけで、家中の食品を一律に処分する必要があると決めつけるのも避けましょう。
この記事では、家庭の食品棚でかじり跡を見つけたときに、食べない食品の取り分け、相談に備えた記録、片付け、再発の確認を順番に整理します。
家庭で判断できること・できないこと
- 家庭でできること:食べない食品を分ける、記録を残す、棚や器具を片付ける、新しい痕跡を確認する
- 家庭では判断できないこと:食品の安全性、病気にかかったかどうか、ネズミの種類や数、侵入経路
判断できないことは、医療機関・保健所・防除業者など、内容に合った相談先で確認します(6章)。

1.最初は「食べない・記録する・分ける」
食べたり、家族やペットに与えたりしない
かじられた食品や、フン・尿などが付いた疑いのある食品は、通常の食事に使う食品から分けます。傷んだ部分を切り落とす、米を洗い直す、加熱するなどの方法で、家庭で安全を保証することはできません。「もったいないからペット用にする」という使い方も避けてください。
米国FDAは、げっ歯類などによる汚染にさらされた食品について、紙・プラスチック包装のものを処分し、人や動物が食べないように管理することを案内しています。これは食品の扱いの参考であり、日本での個別の診断や法的判断を示すものではありません。
片付ける前に、触らず写真とメモを残す
無理に近づかず、見える範囲で次の情報を記録します。
- 食品の種類、袋の穴、周辺の食べかすが分かる写真
- 発見日時と場所。例:11月4日朝、流し台右側の食品棚
- いつまで異常がなかったか、同じ場所で何度目か
- フンらしいものや物音など、ほかに気づいたこと
- すでに食べた人がいる場合は、食べた食品と時刻
写真を撮るためにフンを集めたり、家具の奥へ手を入れたりする必要はありません。子どもやペットが触れないようにしてから、次の対応を決めましょう。
住まいの被害状況や侵入経路について相談したい方は、プログラントの公式お問い合わせフォームまたは電話0120-778-114へ。見つけた場所や日時、写真の有無をお伝えください。
すぐ捨てる前に、相談が必要なケースを確認
購入した時点で包装に異常があった疑いがある、または食べた後に体調が悪くなった場合は、現物や包装が確認資料になることがあります。食べずに他の食品から分け、販売店・メーカー・保健所などへ保管方法を確認してください。購入時のレシートも残しておきます。
東京都は、購入食品に異常を感じたときは食べずに保管して販売店や製造元へ問い合わせ、相談時には食品、レシート、包装などを用意するよう案内しています。
2.食品は「被害あり」「判断がつかない」「被害未確認」に分ける
被害が明らかな食品
食品そのものがかじられている、袋が破られて中身が露出している、汚れが付着しているものは食べないでください。相談用に残す必要がなければ、袋などに入れて口を閉じ、人や動物が触れないように処分します。ごみの分別・出し方は、お住まいの自治体のルールに従ってください。
外箱だけの被害や、缶・瓶などで判断がつかない食品
外箱の中に個包装がある場合でも、内袋の破れや汚れの範囲を確認せず「中は安全」と決めないことが大切です。缶・瓶も、容器の破損や密封状態などで判断が変わります。表面を拭けば必ず食べられる、というものではありません。
判断がつかないものは使用を保留し、容器と食品の状態をメーカーや保健所へ伝えて相談してください。食品に消毒剤をかけて食べる方法は取らないでください。
近くに置いてあったが、被害を確認できない食品
同じ棚の食品は一つずつ確認します。包装の穴、封の緩み、フンなどの付着がないかを見て、汚染が疑われるものと区別しましょう。疑わしい食品を、確認済みの食品や調理台の上にまとめて並べると、片付けが難しくなります。
見分けがつかない食品は、上の「判断がつかない食品」と同じく使用を保留します。
食品別の扱いの目安
購入時から包装に異常があった疑いがある場合や、食べた後に体調に異変があった場合は、下の表で「処分」とされている食品でも、すぐに捨てずに相談してください。食品や包装が確認に役立つことがあるため、食べずにほかの食品と分け、保管方法は販売店・メーカー・保健所などに確認してください。
| 食品 | よくある状態 | 扱いの目安 |
|---|---|---|
| 米・雑穀(袋入り) | 袋に穴、周りに米粒が散らばる | 穴のある袋の米は食べずに処分。洗米や炊飯では安全にできません。米びつの場合は容器の中のフンの有無も確認します。 |
| パン・菓子パン | 袋の破れ、パンにかじり跡 | 処分します。かじられていない部分も食べません。 |
| 袋菓子・乾麺・粉類 | 袋の小さな穴、粉のこぼれ | 穴のある袋は処分。同じ箱や棚の袋は、穴・封の緩み・フンの付着を1つずつ確認します。 |
| 箱入り食品(シリアル・個包装の菓子など) | 外箱だけがかじられている | 内袋の破れや汚れを確認できるまで使用を保留。内袋に異常があれば処分します。 |
| 缶詰・瓶詰 | 表面にフンや汚れが付いている | 容器の破損と密封状態を確認します。判断がつかなければ使用を保留し、メーカーや保健所へ相談します。 |
| 野菜・果物(袋なし) | かじり跡、近くにフンらしいもの | 処分します。かじられた部分を切り落として使うことはしません。 |
| ペットフード | 袋に穴、周りに粒が散らばる | 処分し、ペットに与えません。 |
| 買ってすぐ穴に気づいた食品 | 開ける前から包装に穴がある | 食べずに保管し、レシートや包装と一緒に販売店・メーカーへ相談します。 |
迷う食品は、食べずに「判断がつかない食品」と同じ扱いにしてください。
3.食品棚を片付けるときの注意
汚れた場所を掃除する前に、使用する製品がその場所や材質に使えるか確認します。食品に触れる棚、食器、調理器具を優先して、汚れを残さないことが基本です。さいたま市も、間接的に食品を汚染する可能性のある食器や調理器具の洗浄・消毒を中心に行うよう案内しています。
少量のフンらしいものを見つけた場合
- 素手で触れず、ゴム製・プラスチック製の手袋を使います。
- 乾いたまま掃除機で吸ったり、ほうきで掃き散らしたりしません。
- 使用場所に適した消毒・清掃製品の表示に従い、汚れを十分に湿らせ、指定の時間を置いてから使い捨ての紙などで拭き取ります。
- 使用済みの紙などは適切に処分し、周辺も清掃します。食品用器具のすすぎの要否などは製品表示に従ってください。
- 手袋を外した後は、石けんと流水で手を洗います。
フンを乾いたまま吸引・掃き掃除しないことと、湿らせて拭き取る手順は、CDCのげっ歯類清掃案内を補助資料にしています。薬剤の濃度や用途は国・製品で異なるため、海外資料の希釈量をそのまま使わず、日本で使用する製品表示を優先してください。
自分で片付けない方がよい状態
大量のフン、広範囲の汚れ、死骸、天井裏や配線まわりなど、手の届かない場所まで被害がある場合は作業を止めて相談してください。一般的な棚の拭き掃除と、建物内に蓄積した汚染物の除去は別の作業です。
薬剤を多く使えば安心というわけではありません。食品の近くでの噴霧、複数の薬剤の混用、用途の違う製品の使用は避け、製品の使用上の注意を守ってください。
自分での対応が難しい場合は、無理に片付けを進めず、プログラントへご相談ください。公式お問い合わせフォームまたは電話0120-778-114で、調査や作業の範囲・費用の条件をご確認ください。
4.食べてしまった場合は、食品の対応と体調の相談を分ける
腹痛、下痢、吐き気、おう吐、発熱などがあり、食中毒が疑われるときは医療機関へ相談してください。その際は、食べた日時、食品、かじり跡に気づいた状況を伝えます。薬を自己判断で使う前に医師へ相談しましょう。食品や包装の残し方についても確認してください。(農林水産省・東京都の案内を参考にしています)
プログラントへの住まいの相談と、医療機関への健康相談は役割が異なります。駆除業者が食品の安全性や病気の有無を診断することはできません。

5.片付けた後は、食品の保管と新しい痕跡を確認する
食品は袋のまま置かず、ふた付きの丈夫な容器へ
米、乾麺、お菓子、ペットフードなどの保管を見直します。食品に適した、ふたがしっかり閉まる丈夫な容器を使い、食べこぼしや生ごみを放置しないようにしましょう。熊本市も、ネズミ対策として食品の管理と、エサや巣材を残さない環境づくりを案内しています。
容器に移すのは、被害がないと確認できた食品です。かじられた食品を別容器へ移し替えて保存し直すための方法ではありません。
「また出た」が分かる記録を残す
片付けた日時をメモしておくと、その後に新しいかじり跡やフンらしいものが出たか確認しやすくなります。食品棚だけでなく、無理なく見える範囲の配管まわりや壁際も確認対象です。
食品を片付けただけで、建物内のネズミがいなくなったとは限りません。被害が繰り返す、別の棚にも広がる、壁や天井から物音がする場合は、食品管理とあわせて生息状況や侵入経路の調査を検討してください。駆除や侵入口対策の全体像は、ネズミ駆除サービスでご案内しています。
6.相談先は、困っていることに合わせて選ぶ
- 体調のこと:医療機関へ。食べた食品や症状、発見の経緯を伝えます。
- 購入した食品の異常や、食品衛生のこと:販売店・メーカー・地域の保健所へ。現物、包装、レシートを残す必要があるか先に確認します。
- 家の中で続くネズミ被害のこと:住まいの管理者や防除業者へ。賃貸住宅では管理会社・貸主にも連絡し、調査や工事の範囲を確認しましょう。穴を塞ぐ工事や薬剤処理を自己判断で進めないことが大切です。
店舗や施設で提供する食品については、家庭向けのこの記事だけで使用再開を判断しないでください。食品衛生法第6条は、病原微生物による汚染や不潔などにより健康を損なうおそれのある食品の販売等を禁止しています。対象食品を提供せず、責任者や保健所へ確認してください。
7.弊社での見解
弊社では台所で食品のかじり跡が繰り返し見つかるときは、どこから食品棚までたどり着いたのかを調べます。プログラントの現地調査では、まず食品棚の周辺や配管のすき間を確認し、フンやかじり跡、物音がする場所などを手がかりに、必要に応じて床下や天井裏まで調査範囲を広げます。確認できた痕跡を写真でお示しし、侵入口の封鎖や再発防止に必要な対策をご説明します。
よくある質問
袋の穴は必ずネズミの仕業ですか?
穴だけで断定はできません。包装が傷ついた経緯や、周辺の食べかす、フンらしいもの、ほかの被害も確認します。原因が分からないままでも、異常がある食品は食べずに扱いを確認してください。
姿を見ていなくても相談できますか?
かじり跡の写真、場所、日時があると状況を伝えやすくなります。撮っておくとよい写真は「害獣駆除の見積り前に準備する写真」にまとめています。動物の種類や侵入経路は、写真をもとに現地で確認します。
食品棚をきれいにすれば、もう被害は出ませんか?
片付けは再発を防ぐ対策の一部です。新しい痕跡が出るかを確認し、続く場合は侵入経路や周辺環境も調べましょう。
熊本・佐賀・福岡南部で、食品のかじり跡が繰り返す方へ
食品を処分しても、別の袋に穴が開く。棚を片付けても、新しい痕跡が見つかる。そのような場合は、食品の保管だけでなく、住まい側の原因も確認する必要があります。
株式会社プログラントへご相談の際は、「食品の種類」「見つけた場所」「いつから・何回目か」「写真の有無」をお伝えください。対応地域、調査・施工の範囲、費用の条件はお問い合わせ時にご確認いただけます。
電話:0120-778-114
関連ページ
参考資料
- 米国FDA「汚染にさらされた食品の取扱い」(英語)
- 東京都「食品に異常があると感じたとき」
- さいたま市「ネズミの防除について」
- 米国CDC「げっ歯類の清掃」(英語)
- 農林水産省「食中毒かな?と思ったら」
- 東京都「症状が出るまでの時間」
- 熊本市「身近な害虫」(ネズミ対策)
- e-Gov法令検索「食品衛生法」
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藤井 靖光(Yasumitsu Fujii)
株式会社プログラント 代表取締役
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〒861-8002 熊本県熊本市北区弓削6丁目27-19
佐賀営業所
〒849-0937 佐賀県佐賀市鍋島3丁目9-5
お問い合わせ(代表)
電話でのお問い合わせ:年中無休 8:00~20:00(災害時は安全最優先の運用)
取扱分野
実績ハイライト
個人(藤井)調査実績
(1992–2025)
会社累計調査実績
(創業~2025)
Google口コミ(熊本本社 366件)
Google口コミ(佐賀営業所 103件・久留米営業所 24件)
報告書提出率
平均提出 10日
脚注:「個人=1992–現在」「会社=創業–現在(自社請負分)」
口コミ出典:Googleビジネスプロフィール[2026-09-13 時点]
定義:受付時間 7:00–16:00 の新規受付に対し 当日17:00までに訪問開始できた割合(警報発令・道路寸断日は母数除外)
主要資格・講習(抜粋)
- 建築物ねずみこん虫等防除業登録(熊本県)/熊市保30ね第1号
- 公益社団法人 日本しろあり対策協会/しろあり防除士[6名]/登録番号:13510
- 公益社団法人 日本しろあり対策協会/蟻害・腐朽検査士[2名]/登録番号:熊本県-17-0042
- 公益社団法人 日本木材保存協会/木材保存士[1名]
- 一般社団法人 住宅基礎コンクリート保存技術普及協会/住宅基礎コンクリート保存技術士[4名]/登録番号:J21-0211
- 一般社団法人 熊本県労働基準協会/特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者[2名]/登録番号:4350
- 高所作業車運転技能講習(コベルコ教習所)修了[4名]
- 一般社団法人 ペストコントロール技術者[1名]/登録番号:第2023-15号
- 公益財団法人 日本建築衛生管理教育センター/防除作業監督者[1名]
- 狩猟免許(わな猟)[4名]/登録:P43-2019-N000460
ロープ高所作業(特別教育)について
当社はロープ高所作業(特別教育)修了者[4名]を配置。急勾配屋根・高所外壁・吹き抜けなどの高所作業において、事前リスクアセスメント/二重確保(バックアップ)/器具・アンカー点検/立入管理等の安全手順に基づき作業を実施します。
安全・法令・保証
法令遵守
鳥獣保護管理法/外来生物法/労働安全衛生法 等
賠償責任保険
あいおいニッセイ同和損保:対人/対物 各1億円(1事故あたり)
保証(要点)
対象・期間:
アライグマ・イタチ・ネズミ=基本5年(条件により最長10年)/コウモリ・ハト=2年/シロアリ=基本5年
適用条件:当社基準の封鎖+衛生施工を実施/(任意)年1回点検
除外:構造劣化・第三者工事・増改築・自然災害・餌付け 等
初動SLA:保証内再発のご連絡から 24時間以内に初動連絡/最短当日~3日以内に訪問
安全実績
労災・薬剤インシデント 0件(直近36か月)
法令遵守:捕獲許可・鳥獣保護管理法 等の違反 0件(通算)
方針・運用ポリシー
方針:最新機材×従来機材/最新工法×従来工法/自社開発器具を融合したハイブリッド工法をケースに応じて最適化
施工記録の開示と保管・再発防止を徹底
編集体制
「当サイトの技術記事は現場担当が執筆し、公的資料・SDSを参照して作成しています。編集方針の責任者は代表取締役 藤井 靖光です。誤りは確認後速やかに訂正します。」
苦情対応
「受付 → 24時間以内に初動連絡 → 現地確認 → 是正 → 書面報告の順で対応します。」
安全・薬剤
「薬剤は用途・希釈・保管を社内SOPで管理。近隣・室内の隔離・換気・養生を徹底します。」
画像・記録の扱い
「施工写真・報告書は7年間保管。個人情報はマスキングのうえ事例公開します。」
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